安城市での収益物件売却初級講座・・・

コラム

売却賃貸リフォーム

安城市での収益物件売却初級講座!金利上昇リスク回避でサクッと売却

安城市での収益物件売却初級講座!金利上昇リスク回避でサクッと売却

「安城市でアパートを持っているけど、空室が増えて困っている…」

「金利上昇と修繕費増加で収支が厳しい、いま売却すべきか迷う」

 

安城市の一棟売アパートなど収益物件を高値で売却したい――そんなオーナー様の不安を解消するのが本講座です。空室リスク・金利上昇・修繕費増加という“三大コスト”を可視化し、買い手の心をつかむ「入居者そのまま売却」戦略をステップ・バイ・ステップで解説。市場データと成功事例を交えながら、無料査定からスピード成約までの具体的ロードマップを提示します。読み終える頃には、ご自身の物件価値と最適な出口がクリアに見え、次の一手をサクッと選べるはずです。

 

 

三大コストが迫る:空室リスク・金利上昇・修繕費増加

RISK

安城市で一棟売アパートなど収益物件の売却を検討するなら、まず「空室リスク」「金利上昇」「修繕費増加」の三大コストを把握しておく必要があります。これらは互いに連動し、キャッシュフローと将来の物件価値を同時に揺さぶるためです。

 

  • 空室が長期化すると家賃収入が減少し、ローン返済原資が目減りします。
  • 金利上昇はローン返済額を押し上げ、手残りを圧迫します。
  • 修繕費のインフレは将来支出を読みづらくし、買い手からの指値要因にもなります。

 

私は売買仲介と賃貸管理の現場で、三大コストを数値化し出口戦略をブラッシュアップしてきました。以下では最新データと具体策を解説します。

 

空室率7.0%──家賃収入が目減り

将来人口の見通し

出典:安城市>安城市空家等対策対策計画(2024~2031)より一部抜粋

 

安城市の住宅空室率は7.0%。15戸につき1戸が空いている計算で、貸家(長屋建・共同住宅)に限って言えば、空室率は9.3%(空室:3,280戸に対して貸家総戸数:35,200戸)となります。仮に、家賃6万円のワンルームが1室空くと年間72万円の機会損失につながります。

統計表表示

出典:総務省統計局>住宅・土地統計調査 平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 全国・都道府県・市区町村>安城市より一部抜粋

 

プロの視点

・空室が3カ月続くと原状回復費や広告料もかさみ、実質利回りが約1ポイント低下するケースが多いです。

・満室稼働中に売り出すと“満室プレミアム”が付き、成約価格が2〜5%上振れしやすくなります。

 

空室率を下げる即効策

  • 近隣募集賃料を週次チェックし、5,000円単位で賃料を微調整する。
  • 宅配ボックス・無料Wi‑Fiなど共用部を軽リノベし、投資回収期間18カ月以内を目標に差別化する。
  • 法人社宅ルートを活用し、管理会社経由で法人契約を優先的に誘致する。

 

金利上昇がキャッシュフローを圧迫

2025年1月の日銀追加利上げで、大手銀行の短期プライムレートは1.875%へ上昇しました。借入残高8,000万円・借入期間20年の場合、金利が0.25%上がるだけで年間返済額は約12万円増えます。

 

キャッシュフローを守る三つの打ち手

  • 金利交渉

決算書を整備し、借換えキャンペーンを活用して低金利商品へ切り替える。

  • 元金据置

売却準備の6〜12カ月は元金返済を据え置き、フリーキャッシュを厚くしておく。

  • 売却タイミング

金利上昇が見込まれる前に売却方針を確定し、買い手の融資条件が良いうちに成約を目指す。

 

修繕費インフレと資産価値の関係

建設資材と人件費の高騰で、屋上防水や外壁塗装の見積額は4年前より約30%上昇。RC造18戸規模の外壁改修は600万円程度から800万円超へ跳ね上がりました。

建設技能労働者の労務単価の上

出典:一般社団法人 日本建設業連合会>建設工事を発注する民間事業者・施主の皆様に対するお願い「建設資材高騰・労務費の上昇等の現状」パンフレットより一部抜粋

 

修繕インフレが招く二重苦

  • 工事費負担増──資金計画が狂い、自己資金を圧迫します。
  • 買い手の指値要因──将来修繕費を織り込まれ、提示価格が3〜5%下がりがちです。

 

プロの提案

・修繕履歴を明確にしておき、買い手の調査・評価を短縮するだけで指値が減少するケースがあります。

・売却前に「共用照明LED化」「ポスト交換」など低コスト改修を実施し、写真付きで募集広告に掲載すると第一印象が向上します。

 

これら三大コストを放置すると、利回り悪化 → 評価額下落 → 売却益縮小という負のスパイラルに陥ります。次章では、安城市の市場データを用いて「いつ売るか」を判断するフレームワークを提示します。

 

 

安城市収益物件マーケットの今

MARKET

安城市で一棟売アパートなど収益物件の売却を成功させるには、市場の“現在地”を正確に把握することが不可欠です。本章では人口動態から賃貸需要、地価・利回りの推移、そして買い手が評価するポイントまでを多面的に整理します。オーナー様が取るべき次の一手をイメージしながらお読みください。

 

人口18.7万人 ─ 製造業が支える賃貸需要

2025年6月1日時点の人口は18万7,703人(総務省統計局・住民基本台帳)。7年連続の微増で、背景には自動車関連企業の工場拡張があります。技能実習生や期間従業員、転勤族の流入が続き、安定した賃貸需要を形成しています。

着眼点

数値・事実

ポイント

雇用の質

トヨタ系サプライヤー集積、平均年収は県平均+6%

支払い能力が高く家賃滞納リスクが低い

主な間取り

ワンルーム〜2LDK

単身・共働き夫婦ニーズが核

交通利便

名鉄「新安城」→名古屋駅25分 / 三河安城駅15分圏

通勤・出張に強い立地

 

プロの視点

安城市は「名古屋ベッドタウン × 工業都市」の二層構造を持つため、平日は社宅需要が高く、週末はファミリー層が駅周辺を利用するという“ダブル需要”で空室が出にくい傾向があります。

 

地価・利回り・価格指数の最新推移

地価の動向

  • 国土交通省「地価公示」(2025年3月)によると、住宅地平均は前年比+4.2%で3年連続上昇。
  • 最も伸びたのは安城駅南口エリアで+6.1%。再開発と商業施設誘致が奏功しています。

過去の地価

引用元:国土交通省>JR東海道本線『安城』駅周辺の地価公示(安城-7)より

不動産情報ライブラリ

 

不動産情報ライブラリの利用方法や活用方法は、過去のコラムをご参照ください。

関連記事⇒不動産購入前必見!不動産情報ライブラリの上手な活用法

 

利回りの動向

  • 三井住友トラスト基礎研究所(2025年4月)による愛知県一棟アパート表面利回りは8.1%。
  • 安城市は8.4〜8.8%と県平均を上回り、名古屋市中心部より高い水準です。
  • 築30年以上の木造は表面利回り9%超でも、空室リスクと修繕費増加で実質利回りは低下しがちです。

 

価格指数(売買価格)

  • レインズ(中部圏)2025年Q1速報によれば、一棟アパート平均成約価格は前年同期比+3.5%。
  • 入居者付き・想定利回り7%台の物件は競争が激化し、即日買付が入るケースも珍しくありません。

 

プロの視点

価格を決めるのは利回りだけではなく「融資が付きやすいか」がカギです。築浅RC造は低金利融資が使えるため買い手が高値を提示しやすく、築古木造は金融機関評価が伸びず価格が頭打ちになりがちです。

 

買い手の本音は「入居者付き」で高評価

融資審査が厳格化するなか、買い手(特に法人・資産管理会社)は空室リスクを極力回避できる「入居者付き」一棟売アパートを高く評価しています。

 

満室プレミアムとは?

  • 家賃収入が即計上され、返済比率(DSCR)が良くなるため金融機関の承認がスムーズ。
  • 弊社の成約データ(2024〜2025年)では、満室稼働中の成約価格が同条件の空室物件より平均+3.2%上振れしました。

 

買い手のチェックポイント

  • 賃料水準と更新履歴:2年以内に賃料改定済みか。古い賃料設定ならアップサイド要素としてプラス評価。
  • 修繕履歴の透明性:大規模修繕の施工証明(図面や契約書など)と写真が揃っていると指値を抑制できます。
  • テナント属性:法人契約・長期入居者が多いほど“安定経営”とみなされ評価アップ。

 

プロの提案

売却前に空室が出た場合、短期契約でも入居を決めて「満室稼働」を維持する方が最終的な手残りは大きくなります。また、収益レポートをまとめ、購入希望者からのメール問い合わせに即対応できる体制を整えておくと、買付スピードが格段に向上します。

 


 

本章まとめ

安城市は「人口微増 × 地価上昇 × 表面利回り8%超」という好条件が重なっています。ただし融資環境の変化により、“質の高い入居者付き物件”へ資金が集中する傾向が鮮明です。満室稼働を確保し地価上昇トレンドが続く今こそ、出口戦略を検討する絶好のタイミングと言えるでしょう。次章では、この満室プレミアムを最大化する具体策を解説します。

 

 

出口戦略:入居者そのまま売却で手残り最大化

出口戦略

安城市で一棟売アパートを手放す際、入居者そのまま売却は売主の手残りを最大化できる王道戦略です。本章では、高値かつスピーディーに成約するための下準備、松屋不動産販売のワンストップ支援、そして築49年RC造18戸を54日で成約させた実例を、プロの視点で詳しく解説します。

 

高く・早く売る三つの下準備

結論からお伝えすると、「書類・物件・数字」の三拍子を整えることが高値売却への近道です。

 

書類 — 即時デューデリ対応パッケージ

  • 直近2年分の賃料収入表、入居者名簿、修繕履歴、設備保証書を整え、即開示できるようにしておく。
  • プロの着眼点:買い手が金融機関へ提出する書類を先回りで揃えておくと、融資審査が平均7〜10日短縮され、競合より先に買付が入りやすくなります。

 

物件 — 低コスト“第一印象チューニング”

  • 共用部LED化・階段手すりの錆落とし・エントランス植栽の剪定など、30万円前後で完了する軽微改修を実施。
  • プロの着眼点:内見時の第一印象が良いと「入居者も離れにくい物件」と評価され、満室プレミアムを積み上げやすくなります。

 

数字 — 逆算シミュレーションで“魅せる”利回り

  • 現行家賃・空室率・金利・修繕積立金を基に10年DCF(割引キャッシュフロー)を作成。
  • プロの着眼点:利回りに加え将来キャッシュフローを可視化すると買い手の安心材料となり、指値を抑制できます。

 

補足:DCFとは?

将来のキャッシュフローを現在価値へ割り引き、投資価値を評価する手法。銀行やファンドが採用するスタンダードモデルです。

 

松屋不動産販売のワンストップ支援

松屋不動産販売は査定から税務申告まで六つの専門チームが連携し、スピードと価格を両立させます。

フェーズ

担当チーム

主な支援内容

成約スピードへの寄与

査定

価格査定チーム

3分入力でAI査定→翌営業日訪問査定

価格提示の高速化

書類整備

事業用仲介チーム

賃料台帳・修繕履歴をテンプレ化

融資審査短縮

広告

法人営業チーム

1,200社に速報を打つ独自ネットワーク

買付スピード向上

交渉

コンプライアンスチーム

契約条件のリスク洗い出し

トラブル防止

決済

売買サポートチーム

司法書士・金融機関と日程調整

決済一括段取り

税務

資産コンサルG

譲渡所得・消費税還付の試算

手残り最大化

 

プロの視点

「急ぐ=安く売る」ではありません。当社の事前マッチングは平均成約日数を30%短縮しつつ、提示価格を維持・向上させることができます。

 

成功事例:築49年RC16戸を54日で売買完了

 

物件概要

  • 所在地:安城市市内(名鉄「新安城」駅徒歩12分)
  • 構造 / 築年:RC造3階建/1976年築(築49年)
  • 戸数:16戸(2DK×16戸)
  • 現況:稼働10戸・空室6戸、平均賃料5.6万円
  • 表面利回り:最終的に9%、売出時点では満室想定利回りで9%、現状利回り(稼働10戸/16戸)で6.8%

 

当社および松屋地所グループのテコ入れポイント

  • 利回り改善:オーナー自主管理から管理会社の委託管理に切替え
  • 軽リノベ:空室の募集と並行して、共用灯LED化+宅配ボックス設置(投資36万円)
  • 法人優先募集:社宅需要を取り込み、空室リスク0%を証明⇒売買契約締結前に空室6戸賃貸借契約完了

 

54日間のタイムライン

日数

施策

主な成果

Day 1

無料査定

概算価格提示、現状の問題点とその改善案を提示

Day 8

媒介契約、書類・レポート共有

専属専任媒介契約締結、管理会社導入、空室の募集開始

Day 23

内見&収支計画提示

買付獲得・価格交渉、社宅としての借上げ希望入電(6戸)

Day 30

売買契約締結

利回り改善と軽リノベーション工事を条件に満額にて契約

Day 54

決済・引渡し

売主手残り約3,000万円確定

 

成約ハイライト

  • 成約価格9,900万円(周辺同等物件比+3.4%)
  • 売主希望期日より1カ月以上早い決済完了
  • 税務相談(税理士)を利用して、適切な経費計上を行い、確定申告もスムーズに

 

本章まとめ

入居者そのまま売却は「高値」「短期」「安心」の三拍子がそろう理想的な出口です。書類整備・第一印象チューニング・数字の見える化を実施し、松屋不動産販売のワンストップ支援を活用すれば、築古RCでも54日で高値売却が現実になります。次章では、売却専門会社を選ぶ際のチェックポイントを解説します。

 

 

売却専門会社に相談するメリット

売却専門会社

安城市の一棟売アパートを高値で売却するか、保有を続けて賃料収入を得るか。この重要な選択を最短で判断する近道は、実績豊富な売却専門会社に相談することです。本章では、無料査定の具体的な流れと注意点、さらに売却・保有・改善を手残りベースで比較するフレームワークを、不動産のプロの視点から分かりやすく解説します。

 

無料査定の流れと注意点

 

ステップ1:オンライン入力(約3分)

  • 物件所在地・築年数・現況賃料をフォームに入力すると、AIがレインズ・地価公示・直近成約事例を参照し概算価格のレンジを提示します。
  • 注意点:AIは共用部の劣化度や修繕履歴を考慮できません。あくまで“目安”として捉えましょう。

 

ステップ2:現地訪問査定(約60分)

  • 専門スタッフが外観・共用部・空室室内を確認し、劣化度チェックリストで減点/加点評価を行います。
  • 注意点:満室稼働の場合を除き、空室がある場合は室内を見学させてください。ここを怠ると評価ロスの原因になります。

 

ステップ3:価格レポート提示(2営業日以内)

  • 表面利回り・実質利回り・DCF(割引キャッシュフロー)を盛り込んだ三本立て価格を提示。
    1. クイック買取価格:早期現金化を優先する方向け
    2. 仲介成約予想価格:市場相場を踏まえた平均値
    3. 満室プレミアム価格:入居者全員継続前提の上限値
  • 注意点:レポートの“前提条件”を必ず確認。将来修繕やテナント退去リスクが漏れている場合、実質価格は下振れします。

 

ステップ4:出口シミュレーション面談

  • 資産コンサルタントが譲渡所得税や消費税還付を試算し、手残りベースのシナリオを提示します。
  • 注意点:固定資産税評価額やローン残高を正確に伝えないと、節税シミュレーションがズレる恐れがあります。

 

プロからのアドバイス

査定額だけでなく、想定利回りの計算根拠と修繕前提を必ず質問しましょう。数十万円規模の修繕項目が抜け落ちているだけで、最終的な手残りは大きく変わります。

 

売却・保有・改善 — ベストな選択肢比較

 

選択肢

キャッシュフロー

主なリスク

専門会社が提供できる価値

売却(入居者付き)

売却益を即現金化、

ローン完済

満室条件が崩れると価格下落

市場価格+満室プレミアムで高値成約、税務還付サポート

保有(現状維持)

家賃収入が継続

空室・修繕・

金利上昇

管理改善で空室率低減、

賃料改定プラン提案

改善(バリューアップ後売却)

改修投資で家賃アップ+売却価格上昇

改修費の回収失敗

リノベ設計・施工監理、

収支シミュレーション

 

判断のための三つの軸

  • 純利益率

売却益 ÷ 改善投資 または 売却益 ÷ 想定保有利益

  • 修繕リスク

築年数・構造・過去履歴を基に10年予測を立てる

  • 金利シナリオ

借入金利1%上昇時のキャッシュフローを試算し、黒字か赤字かを確認

 

プロの結論

  • 築25年以上・木造

金利上昇と修繕インフレの影響が大きい。満室プレミアムが効いている時の売却が有利。

  • 築15年以内・RC造

保有し賃料改定で利回りを底上げし、施策完了後のタイミングで売却するのが得策。

  • 築20〜30年・鉄骨造

共用部リノベで利回りを7%台へ改善後、価格上昇を狙う“改善売却”が現実的。

 

本章まとめ

無料査定は単なる価格確認ではなく、出口シナリオを描く出発点です。売却・保有・改善の三択を手残りベースで比較し、リスクとリターンを見極めれば、次のアクションが明確になります。専門会社を賢く活用し、ベストタイミングで決断しましょう。

来店予約

 

売却タイムラインとオーナーチェックリスト

checklist

一棟売アパートを高値かつスムーズに売却するには、工程管理と意思決定のタイミングを明文化しておくことが不可欠です。ここでは、媒介契約から決済までの標準フローを週単位で示し、オーナー様が押さえるべきポイントをチェックリスト形式で整理しました。

 

標準タイムライン(12週モデル)

主な工程

オーナーのタスク

プロの留意点

0週

無料査定

賃料表・ローン残高証明

を用意

かんたん自動査定入力は3分、

現地訪問日程を即決する

1週

媒介契約締結

必要書類に捺印

専属専任で販売チャネル集中、

価格調整余地を残す

2週

書類整備・写真撮影

管理組合資料を提供

修繕履歴を仲介会社と共有、劣化部分は

撮影前に簡易補修

3週

法人ネットワークへ

速報、その他サイト掲載

特になし

満室稼働を強調し、ターゲット法人へ限定配信

4-5週

内見対応・指値交渉

メールで条件確認

指値▲2%以内を目標、修繕積立で押し戻す

6週

買付申込受領

1営業日以内に回答

同日複数買付時は手付額と融資進捗で

優先順位を判断

7週

売買契約締結

印紙代・手付金受領

契約不適合責任期間を最短へ交渉

8-11週

融資承認・決済準備

固定資産税清算額・

賃料・敷金の清算確認

銀行手続き・司法書士日程を仲介業者と

連携を取りながら進める

12週

決済・引渡し

鍵・管理資料を引渡し

決済当日の残代金入金確認後に

所有権移転登記を実施

 

プロの視点

タイムライン短縮の鍵は「資料準備の先回り」です。修繕履歴と入居者リストが整っていれば、買い手の融資審査が平均7日短縮され、交渉力が高まります。

 

オーナーチェックリスト(売却前〜決済後)

  • 入居者へオーナーが代わる旨を通知
  • 管理会社が代わるなら引き継ぎを行う
  • 金融機関へ連絡(決済日の通知と繰り上げ返済手続き)
  • 各戸で取り交わしている賃貸借契約書の準備と承継
  • ライフラインの切り替え(新オーナーへ)準備
  • 確定申告の準備と申告

 

チェックポイント解説

  • ローン残高

繰上返済手数料を含めた“オールコスト”を把握しないと、手残りが予想より少なくなる危険があります。

  • 譲渡所得税

長期譲渡(5年超)の課税率は20.315%。アパートを建てた時の請負契約書、領収証等で大幅に圧縮できるケースもあるため、事前シミュレーションが必須です。

 


 

本章まとめ

売却タイムラインを俯瞰し、チェックリストで抜け漏れを防げば、価格交渉より先にスピード交渉で主導権を握れるようになります。次章では、よくある質問(FAQ)を通じて、売却プロセスで浮上しやすい疑問を解消します。

 

 

FAQ:安城市一棟売アパート売却の疑問10選

FAQ

安城市で一棟売アパートを売却する際、オーナー様からよく頂く質問を10項目にまとめました。専門的な内容も分かりやすく噛み砕いて解説しますので、検討前のモヤモヤを一気に解消してください。


 

Q1. 空室があっても売却できますか?

A.売却自体は可能ですが、空室割合が高いと利回りが下がり、提示価格は3〜5%下落する傾向があります。短期契約でも入居を促し、満室に近い状態で売り出すのが得策です。

 

Q2. 金利がさらに上がったら売却価格に影響しますか?

A.はい。買い手の融資条件が厳しくなるため、表面利回りが同じでも実質投資利回りが低下し、価格交渉が強まります。2025年現在金利は上昇基調にあるので、貸し出し金利が上昇する前の売却がオススメです。

 

Q3. 無料査定と有料鑑定の違いは?

A.無料査定は近隣事例と利回りで概算を出す簡易評価。有料鑑定は不動産鑑定士が法的根拠を記載する正式評価で、不動産の交換取引や金融機関への担保提出に適しています。不動産売買においては無料査定をご利用ください。

 

Q4. 修繕履歴がバラバラでも問題ありませんか?

A.問題ないものの、証憑がないと買い手は将来リスクを織り込むため指値が増えます。領収書や工事写真をまとめて仲介業者と共有しておくと営業ツールとして有利に商談をすすめてくれます。

 

Q5. 賃借人への通知はいつ行うべき?

A.契約上は所有権移転前にオーナーが代わる旨を入居者へ通知するのが一般的です。売買契約締結後に管理会社経由で周知し、信頼関係を保つとトラブルを防げます。

 

Q6. 売却益の税金はどのくらい?

A.所有期間5年超なら譲渡所得に20.315%課税(所得税+住民税)。取得費用や仲介手数料、修繕費の一部は控除できるため、税理士と早期試算が必須です。

 

Q7. アパートローンが残っています。繰上返済は必要?

A.決済日に売却代金から残債務を一括返済するのが一般的。繰上手数料も考慮し、手残りを把握しましょう。売買契約締結前にローン残高証明書を取得しておくと安心です。

 

Q8. 法人に売るか?個人に売るか?売却で得するのは?

A.特段買主が法人・個人で差が生まれることはありません。あえて言えば、法人の方が融資の面で借りやすく、個人よりは有利という位です。

 

Q9. インスペクションは必要ですか?

A.任意ですが、基礎や屋上防水など構造部インスペクションを行いレポートを添付すると、買い手の安心感が増し価格交渉を抑制できます。費用対効果は高めです。

 

Q10. 売却後の再投資先はどう選べば?

A.築浅RC区分建物や物流REITなど、管理負担が少なく安定配当が見込める商品が人気です。譲渡益でローン比率を下げ、ポートフォリオ全体のリスクを分散するのが王道です。

 

 

ケーススタディ:満室化から売却完了まで

安城市で一棟アパートを満室化し、高値売却に至るまでの実践プロセスを、グループ各社の連携を軸に解説します。本章のケースは築33年・鉄骨造12戸を対象に、半年で空室ゼロ→成約まで達成したリアルな事例です。

 

グループ連携:賃貸管理×仲介で空室リスク解消

オーナー様から最初に頂いた悩みは「空室3戸・平均空室期間120日」という収益停滞でした。松屋地所グループでは、賃貸管理・賃貸仲介・売買仲介の三部門が同一クラウドCRMで情報共有し、以下の順序で施策を実行します。

 

  • 賃貸管理部門が現状分析

空室要因を賃料設定、設備劣化、広告露出に分類し、即座に改善案を提示。

  • 仲介部門がターゲット選定

法人社宅・単身エンジニア向けにマーケットを絞り、空室の募集を開始。

  • 売買部門が出口スキーム策定

満室想定利回り9%を基準に、成約目標価格とタイムラインを逆算。

 

プロの視点

情報が縦割りだと「空室対策のコスト」と「売却プレミアムの上昇幅」を同時比較できません。クラウド共有でPDCAを高速回転させることが、短期満室化の秘訣です。

 

賃貸管理会社 松屋ハウジングの役割

松屋ハウジングは、空室ゼロを目指す実働部隊として以下の施策を実行しました。

施策

詳細

投資額

効果

賃料リサーチ

競合50物件を週次で賃料スクレイピング

0円(自社システム)

1,000円値下げでクリック率+18%

軽リノベ

壁紙アクセントクロス+LED照明

8万円/室

内見成約率30→65%

法人社宅契約

トヨタ系サプライヤーと枠契約

0円

空室2戸が即時成約

スマートロック

導入

内見予約コードでセルフ内覧化

5万円

仲介連携物件数+25%

 

結果

着手から45日で全12戸満室、平均賃料+2.3%アップ。空室損失年額▲89万円を解消しました。

 

管理のキモ

軽リノベと賃料微調整を同時に行うことで、「家賃値下げせず成約」を実現。

ROI(投資回収)期間は約11カ月と試算されました。

松屋ハウジングの管理実績

賃貸仲介会社 松屋住まいるパートナーズの強み

仲介部門は法人顧客DB1,200社とSNS広告を活用し、以下の手法でリーシングを加速しました。

 

法人マッチングプラットフォーム

  • 入居予定者の勤務地・通勤時間・住宅手当を入力すると、推奨物件を即時リストアップ。
  • 本件では「24h工場勤務シフトに合う徒歩15分圏内」を条件にマッチングし、初回営業3日で2社が内定。

 

SNS動画広告

  • Instagramリールで配信。
  • 問い合わせ7件、空室1戸が個人契約成立。

 

自社ホームページ、ポータルサイト掲載

  • 自社ホームページからのお問合せで【住まなび知立店】が迅速に対応
  • SUUMO、アットホーム等不動産ポータルサイトにも掲載。

 

仲介のキモ

松屋ハウジングを管理会社とする物件に対して、迅速かつ広範囲に営業を展開。見事空室を全て埋める事が出来ました。

松屋住まいるパートナーズ

出典:株式会社松屋住まいるパートナーズTOPページ

 


 

売却フェーズの成果

満室化後、売買部門がDCFと市場比較法で価格を再査定し、当初目標価格+2.8%で販売開始。公開2週目で法人買付、媒介契約〜決済まで63日で手残り最大化を達成しました。

 

総括

管理から賃貸仲介、売買仲介まで一気通貫で改善・販売したことで、”空室→満室→高値成約” の流れを最短距離で実現。グループ連携ならではのシナジーが、オーナー様のキャッシュフローと資産価値を同時に引き上げました。

 

本章まとめ

ケーススタディが示す通り、満室化と売却は別々に考える時代ではありません。賃貸管理×賃貸仲介×売買仲介のクロスセルが、空室リスクを最小化しながら出口価格を最大化するカギとなります。グループ連携の強みを活用し、オーナー様も「短期満室→高値売却」の再現性を体感してください。

 

 

まとめ:安城市での収益物件売却初級講座

まとめ

安城市で一棟売アパートを含む収益物件を高値で売却する鍵は、三大コスト――空室リスク・金利上昇・修繕費増加――を早期に数値化し、満室稼働を保ったまま「入居者付き」で市場へ出すことです。人口18.7万人の安城市は製造業が堅調で地価も緩やかに上昇中。2025年から金利上昇が本格化する見通しのため、賃貸管理・仲介・売買をワンストップで連携し、書類・物件・数字の三拍子を整えたうえで売却準備を進めれば、満室プレミアムを3〜5%上乗せできる余地があります。無料査定を起点に出口シミュレーションを行い、売却・保有・改善の三択を“手残りベース”で比較し、最適なタイミングで意思決定しましょう。

 


 

重要ポイント

  • 三大コストを放置すると利回り悪化 → 価格下落の負の連鎖
  • 入居者付き売却で成約価格+3〜5%の満室プレミアムを確保
  • 金利1.0%到達前(2026年想定)が出口設定の目安
  • 賃貸管理×仲介×売買のグループ連携で短期満室化&高値成約を実現
  • 無料査定は“価格確認”ではなく “出口シナリオ策定” のスタートライン

 

 

松屋不動産販売株式会社 代表取締役:佐伯 慶智からのアドバイス

私たちは不動産売買のプロフェッショナル集団

安城市での不動産購入や一棟アパート売却をご検討の皆さま、最後までお読みいただき感謝申し上げます。

私は地元密着で30年以上、年間300件超のご成約・顧客満足度97%を維持しながら、不動産の“買い時・売り時”をサポートしてまいりました。購入をご希望の方は、

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