東海市戸建売買市場2026年予測新築価格と中古需要の分岐点を読む
「東海市で戸建を売るなら、今が良いのか?もう少し先が良いのか?」
「東海市で建売購入を考えているが、少し待てば金額は下がってくるかな?」
2025年の東海市戸建市場は、レインズで110件、不動産情報ライブラリで56件の取引を確認しました。不動産情報ライブラリの成約データで作成した分布図では新築31件、中古25件、新築の平均価格は4,000万円台、中古は2,000万円台前半が視覚的に確認できます。しかし、戸建の価値は価格だけで決まりません。土地面積、建物状態、完成時期、駐車場、駅距離、修繕負担によって選ばれ方は変わります。2026年は政策金利1.0%のもとで借入可能額と月々の返済負担が意識され、建築費の上昇も新築価格を下支えします。本記事では、新築と中古を分けて市場構造を読み、売却価格の決め方と購入時の総予算の考え方を具体的に整理します。
注意事項
本記事における第1四半期(Q1)等の表現は不動産情報ライブラリの表現にあわせています。
第1四半期(Q1)…1月~3月
第2四半期(Q2)…4月~6月
第3四半期(Q3)…7月~9月
第4四半期(Q4)…10月~12月
※一般的な年度(4月スタート)における四半期の表現とは異なりますのでご注意ください。

監修者
松屋不動産販売株式会社
代表取締役 佐伯 慶智
住宅・不動産業界での豊富な経験を活かし、令和2年10月より松屋不動産販売株式会社にて活躍中。それ以前は、ナショナル住宅産業(現:パナソニックホームズ)で8年間、住友不動産販売で17年間(営業10年、管理職7年)従事。
目次
2025年の成約データから見る東海市戸建市場の全体像
2025年の東海市戸建市場は、レインズ110件と不動産情報ライブラリ56件の双方から、新築と中古の価格差が明確に確認できます。ただし、両資料は収集経路や対象が異なるため、件数を合算して市場規模を示すことはしません。戸建全体、新築戸建、中古戸建を分け、価格だけでなく土地・建物面積、完成時期、建物状態まで確認することが、売却と購入の判断精度を高めます。市場全体から個別条件へ順に絞り込みます。
レインズと不動産情報ライブラリを合算せずに分析する
レインズは不動産会社が関与した成約の個別状況を確認しやすく、不動産情報ライブラリは価格分布や過去から現在に至るまでの変化を捉えやすい資料です。同じ東海市の2025年でも件数と平均価格が異なるのは、収集対象や反映時期の違いによるものであり、どちらかが誤りという意味ではありません。本記事ではレインズ110件、ライブラリ56件を独立して集計し、共通して表れた新築・中古の価格差や中心価格を市場の傾向として読みます。合算しないことで二重計上を避け、各資料の役割を保ちます。資料ごとの結論を混在させないことも重要です。
新築と中古の価格差が購入者の選択を分けている
レインズでは新築50件の平均成約価格が3,494.3万円、中古60件が2,343.4万円で、差は約1,150.9万円です。不動産情報ライブラリでは新築31件が4,032.3万円、中古25件が2,137.2万円となり、差は約1,895.1万円に広がります。資料ごとに水準は異なりますが、新築には未入居、設備、保証の安心感があり、中古には取得総額を抑えやすい強みがあります。買主は価格差だけでなく、諸費用、修繕費、入居後の維持費を含めて比較する必要があります。
2026年は価格より総負担による選別が強まる
2026年は住宅ローン金利と建築費の上昇環境が続き、物件価格だけを見た比較では不十分になります。新築ではオプション、外構、家具・家電などを含む入居時総額、中古ではリフォーム、設備交換、物件によっては耐震や断熱の改修まで見込む必要があります。売主側も、希望価格だけでなく買主が購入後に負担する費用を意識しなければ、反響があっても資金計画の段階で見送られかねません。2026年は「安いか高いか」よりも、「支払う総額に見合う価値が説明できるか」が成約を左右します。
レインズ110件で見る2025年の東海市戸建市場
レインズでは2025年に戸建110件が成約し、新築50件、中古60件に分かれました。戸建全体の平均成約価格は2,866.5万円、成約価格中央値は2,980.0万円です。年間区分表と四半期別3表を分けて掲載し、新築と中古を混在させずに、件数、価格、土地面積、建物面積、最高価格の所在地を確認します。四半期ごとの構成差を知ることで、単純な平均値だけでは見えない市場の動きが分かります。
表1 レインズにおける2025年の東海市戸建成約データ
|
区分 |
取引件数 |
平均成約価格 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
成約価格中央値 |
最高価格の町名 |
|
新築戸建 |
50件 |
3,494.3万円 |
129.35㎡ |
101.43㎡ |
4,980.0万円 |
3,382.5万円 |
富貴ノ台6丁目 |
|
中古戸建 |
60件 |
2,343.4万円 |
181.91㎡ |
116.75㎡ |
5,800.0万円 |
2,380.0万円 |
名和町大根 |
|
戸建全体 |
110件 |
2,866.5万円 |
158.02㎡ |
109.79㎡ |
5,800.0万円 |
2,980.0万円 |
名和町大根 |
出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
戸建全体は110件で成約価格中央値2,980万円
戸建全体はQ1が24件、Q2が22件、Q3とQ4が各32件で、年間を通じて成約が続きました。平均成約価格2,866.5万円に対し、中央値は2,980.0万円で、中心は3,000万円前後です。Q1の平均は2,432.8万円、Q2は3,252.7万円と差がありますが、これは新築と中古の構成比や高額事例の違いによるものです。四半期の上下だけで相場が急騰・急落したと判断せず、同じ物件区分と近い条件へ絞る必要があります。110件という流通量は、比較対象を選べる市場の厚みを示します。
表2 レインズにおける2025年の東海市戸建全体の四半期別成約データ
|
期間 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
2025年Q1 |
24件 |
2,432.8万円 |
2,530.0万円 |
154.19㎡ |
110.32㎡ |
4,000.0万円 |
富貴ノ台6丁目 |
|
2025年Q2 |
22件 |
3,252.7万円 |
3,170.0万円 |
141.22㎡ |
108.96㎡ |
4,980.0万円 |
富貴ノ台6丁目 |
|
2025年Q3 |
32件 |
2,958.2万円 |
2,985.0万円 |
172.53㎡ |
111.73㎡ |
5,800.0万円 |
名和町大根 |
|
2025年Q4 |
32件 |
2,834.7万円 |
3,035.0万円 |
157.94㎡ |
108.01㎡ |
4,190.0万円 |
富貴ノ台3丁目 |
|
2025年合計 |
110件 |
2,866.5万円 |
2,980.0万円 |
158.02㎡ |
109.79㎡ |
5,800.0万円 |
名和町大根 |
出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
新築戸建50件は3,000万円台後半を中心に動いた
新築50件の平均は3,494.3万円、中央値は3,382.5万円でした。価格帯では3,000万円台が33件と最も多く、4,000万円台が8件、2,000万円台が9件です。Q2とQ3の平均は3,600万円台、Q4は3,416.7万円で、年間を通じて3,000万円台が中心でした。新築は競合物件と価格、間取り、性能、保証を横並びで比較されやすく、わずかな総額差が反響を分けます。土地の広さだけでなく、駐車配置、収納、家事動線など、同価格帯の中で選ばれる理由が必要です。
表3 レインズにおける2025年の東海市新築戸建の四半期別成約データ
|
期間 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
2025年Q1 |
9件 |
3,241.2万円 |
3,292.0万円 |
141.22㎡ |
104.55㎡ |
3,790.0万円 |
富木島町伏見2丁目 |
|
2025年Q2 |
14件 |
3,630.0万円 |
3,535.0万円 |
120.07㎡ |
97.76㎡ |
4,980.0万円 |
富貴ノ台6丁目 |
|
2025年Q3 |
12件 |
3,622.8万円 |
3,642.0万円 |
124.77㎡ |
102.22㎡ |
4,200.0万円 |
高横須賀町5丁目 |
|
2025年Q4 |
15件 |
3,416.7万円 |
3,380.0万円 |
134.57㎡ |
102.36㎡ |
4,190.0万円 |
富貴ノ台3丁目 |
|
2025年合計 |
50件 |
3,494.3万円 |
3,382.5万円 |
129.35㎡ |
101.43㎡ |
4,980.0万円 |
富貴ノ台6丁目 |
出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
中古戸建60件は価格と建物状態の幅が広い
中古60件の平均は2,343.4万円、中央値は2,380.0万円ですが、最低250万円から最高5,800万円まで幅があります。2,000万円台が28件と中心で、1,000万円台14件、1,000万円未満6件、3,000万円台8件、4,000万円台3件、5,000万円以上1件でした。低価格だから割安、高価格だから割高とは限りません。土地価値、築年、建物規模、修繕履歴、再建築条件などが価格差を生みます。売却時は建物状態を見える化し、購入時はインスペクションや修繕見積りで価格の理由を確認することが重要です。
表4 レインズにおける2025年の東海市中古戸建の四半期別成約データ
|
期間 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
2025年Q1 |
15件 |
1,947.7万円 |
1,990.0万円 |
161.97㎡ |
113.78㎡ |
4,000.0万円 |
富貴ノ台6丁目 |
|
2025年Q2 |
8件 |
2,592.5万円 |
2,550.0万円 |
178.25㎡ |
128.54㎡ |
3,050.0万円 |
荒尾町向屋敷 |
|
2025年Q3 |
20件 |
2,559.4万円 |
2,495.0万円 |
201.19㎡ |
117.44㎡ |
5,800.0万円 |
名和町大根 |
|
2025年Q4 |
17件 |
2,321.2万円 |
2,480.0万円 |
178.56㎡ |
113.00㎡ |
4,100.0万円 |
大田町東畑 |
|
2025年合計 |
60件 |
2,343.4万円 |
2,380.0万円 |
181.91㎡ |
116.75㎡ |
5,800.0万円 |
名和町大根 |
出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
不動産情報ライブラリで見る2025年の東海市戸建市場
不動産情報ライブラリでは、2025年の住宅用戸建56件を確認し、新築31件、中古25件に分けました。戸建全体の平均成約価格は3,186.3万円、成約価格中央値は3,200.0万円です。年間区分表に加え、戸建全体、新築、中古の四半期表を同じ列順で掲載します。分布図の集計値とも一致しているため、2025年は56件を基準とし、レインズとは合算せずに価格構造と面積の違いを読みます。
表5 不動産情報ライブラリにおける2025年の東海市戸建成約データ
|
区分 |
取引件数 |
平均成約価格 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
成約価格中央値 |
最高価格の町名 |
|
新築戸建 |
31件 |
4,032.3万円 |
145.32㎡ |
104.00㎡ |
7,200.0万円 |
3,800.0万円 |
加木屋町 |
|
中古戸建 |
25件 |
2,137.2万円 |
189.00㎡ |
118.75㎡ |
5,500.0万円 |
2,000.0万円 |
荒尾町 |
|
戸建全体 |
56件 |
3,186.3万円 |
164.82㎡ |
110.56㎡ |
7,200.0万円 |
3,200.0万円 |
加木屋町 |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
戸建全体56件の平均成約価格は3,186.3万円
戸建全体の平均3,186.3万円はレインズ平均2,866.5万円を319.8万円上回り、中央値も3,200.0万円とレインズの2,980.0万円より高い結果です。これは資料に含まれる新築・中古の構成や高額事例が異なるためで、単純に一方の相場が高いという意味ではありません。Q1からQ4の平均は3,000万円台で推移していますが、Q4は4件だけです。少数の四半期値を年末相場として拡大解釈せず、年間56件の中心と分布図の密集帯を優先して判断します。
表6 不動産情報ライブラリにおける2025年の東海市戸建全体の四半期別成約データ
|
期間 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
2025年Q1 |
23件 |
3,126.1万円 |
2,800.0万円 |
182.17㎡ |
113.18㎡ |
6,000.0万円 |
加木屋町 |
|
2025年Q2 |
18件 |
3,274.4万円 |
3,600.0万円 |
143.33㎡ |
104.41㎡ |
5,000.0万円 |
加木屋町 |
|
2025年Q3 |
11件 |
3,235.5万円 |
2,400.0万円 |
179.09㎡ |
117.73㎡ |
7,200.0万円 |
加木屋町 |
|
2025年Q4 |
4件 |
3,000.0万円 |
2,850.0万円 |
122.50㎡ |
102.50㎡ |
4,500.0万円 |
中ノ池 |
|
2025年合計 |
56件 |
3,186.3万円 |
3,200.0万円 |
164.82㎡ |
110.56㎡ |
7,200.0万円 |
加木屋町 |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
新築戸建31件の平均成約価格は4,032.3万円
新築31件は平均4,032.3万円、中央値3,800.0万円で、4,000万円前後が重要な価格水準です。Q3の平均は4,950.0万円ですが4件のみで、7,200万円の高額事例が平均を押し上げています。一方、Q1中央値3,650万円、Q2は4,100万円、Q4は3,650万円です。新築全体が一律に上昇したと見るより、利便性、土地面積、建物仕様による構成差と考える方が妥当です。売主は高額事例だけを基準にせず、買主が比較する現行の競合物件と総額を合わせる必要があります。
表7 不動産情報ライブラリにおける2025年の東海市新築戸建の四半期別成約データ
|
期間 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
2025年Q1 |
12件 |
3,800.0万円 |
3,650.0万円 |
143.33㎡ |
102.73㎡ |
6,000.0万円 |
加木屋町 |
|
2025年Q2 |
13件 |
4,023.1万円 |
4,100.0万円 |
143.08㎡ |
104.23㎡ |
5,000.0万円 |
加木屋町 |
|
2025年Q3 |
4件 |
4,950.0万円 |
4,650.0万円 |
167.50㎡ |
107.50㎡ |
7,200.0万円 |
加木屋町 |
|
2025年Q4 |
2件 |
3,650.0万円 |
3,650.0万円 |
127.50㎡ |
102.50㎡ |
4,500.0万円 |
中ノ池 |
|
2025年合計 |
31件 |
4,032.3万円 |
3,800.0万円 |
145.32㎡ |
104.00㎡ |
7,200.0万円 |
加木屋町 |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
中古戸建25件の平均成約価格は2,137.2万円
中古25件は平均2,137.2万円、中央値2,000.0万円で、新築より総額を抑えたい層の受け皿になっています。ただしQ2は平均1,328.0万円、Q3は2,255.7万円と差があり、建物状態や土地価値の違いが大きく表れます。最高5,500万円の荒尾町の事例もあれば、修繕負担を反映した低価格事例もあります。購入時は価格差をそのまま得と考えず、外壁、屋根、水回り、給湯器、耐震性などを確認してください。売却時は修繕履歴と不具合を整理するほど、価格の納得感を作れます。
表8 不動産情報ライブラリにおける2025年の東海市中古戸建の四半期別成約データ
|
期間 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
2025年Q1 |
11件 |
2,390.9万円 |
2,400.0万円 |
224.55㎡ |
123.64㎡ |
4,000.0万円 |
中ノ池、富貴ノ台 |
|
2025年Q2 |
5件 |
1,328.0万円 |
1,300.0万円 |
144.00㎡ |
105.00㎡ |
2,300.0万円 |
加木屋町 |
|
2025年Q3 |
7件 |
2,255.7万円 |
2,000.0万円 |
185.71㎡ |
123.57㎡ |
5,500.0万円 |
荒尾町 |
|
2025年Q4 |
2件 |
2,350.0万円 |
2,350.0万円 |
117.50㎡ |
102.50㎡ |
2,900.0万円 |
養父町 |
|
2025年合計 |
25件 |
2,137.2万円 |
2,000.0万円 |
189.00㎡ |
118.75㎡ |
5,500.0万円 |
荒尾町 |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
戸建取引分布図から読む新築と中古の価格構造
戸建取引分布図は、不動産情報ライブラリ56件について、横軸に土地面積、縦軸に成約価格を置き、新築31件と中古25件を色分けしています。平均価格だけでは見えない密集帯と、高額・広面積の事例を同時に確認できます。新築は比較的まとまった範囲に集まり、中古は土地面積と価格の幅が広いことが特徴です。査定対象や購入候補を、どの取引群と比較すべきかを考える資料として活用します。
図1 東海市の戸建取引分布図(2025年)

出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
新築は3,000万円台後半から4,000万円台に厚みがある
分布図では、新築の多くが土地面積100㎡台、成約価格3,000万円台後半から4,000万円台に集まります。建売住宅として土地・建物・駐車場を実需層の予算へ収めた商品が中心で、同時期に販売される競合との比較が起こりやすい市場です。高額事例は広さや立地、仕様など固有の理由があるため、一般的な新築へそのまま当てはめられません。購入者は価格差に対応する性能・保証・立地を確認し、販売側は同価格帯で選ばれる間取りや使い勝手を明確に伝える必要があります。
表9 レインズにおける2025年東海市【戸建】成約データ 価格帯別
|
価格帯 |
戸建全体 |
新築戸建 |
中古戸建 |
|
1,000万円未満 |
6件 |
0件 |
6件 |
|
1,000万~1,999万円 |
14件 |
0件 |
14件 |
|
2,000万~2,999万円 |
37件 |
9件 |
28件 |
|
3,000万~3,999万円 |
41件 |
33件 |
8件 |
|
4,000万円以上 |
12件 |
8件 |
4件 |
|
合計 |
110件 |
50件 |
60件 |
出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
表10 不動産情報ライブラリにおける2025年東海市【戸建】取引データ 土地面積帯別
|
価格帯 |
戸建全体 |
新築戸建 |
中古戸建 |
|
1,000万円未満 |
4件 |
0件 |
4件 |
|
1,000万~1,999万円 |
7件 |
0件 |
7件 |
|
2,000万~2,999万円 |
16件 |
5件 |
11件 |
|
3,000万~3,999万円 |
11件 |
11件 |
0件 |
|
4,000万円以上 |
18件 |
15件 |
3件 |
|
合計 |
56件 |
31件 |
25件 |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
中古は低価格帯から高額物件まで成約価格の幅が広い
中古の点は新築より広く分散し、1,000万円台を下回る事例から5,000万円台まで存在します。築年数が経ち建物価値を見込みにくい戸建、土地価値が中心となる戸建、築浅や大規模住宅などが同じ「中古」に含まれるためです。平均2,137.2万円だけで個別物件を評価すると、建物状態の差を見落とします。売却では築年数だけでなく、維持管理、リフォームの必要性、住宅性能、駐車条件を示し、購入では価格に加えて今後10年程度の修繕計画を組むことが重要です。
土地面積だけでは戸建の価格差を説明できない
分布図では土地が広くても低価格の中古があり、比較的コンパクトでも高値の新築があります。戸建価格は土地面積だけでなく、駅距離、接道、土地形状、建物の築年・状態、間取り、駐車場、再建築のしやすさによって決まります。広い敷地には庭や複数台駐車の魅力がある一方、外構管理や固定資産税、将来の処分負担も伴います。売却時は広さの具体的な活用方法を示し、購入時は必要以上の広さが維持負担にならないかを確認することで、面積と価格の関係を正しく判断できます。
表11 レインズにおける2025年東海市【戸建】成約データ 土地面積帯別
|
土地面積帯 |
戸建全体 |
新築戸建 |
中古戸建 |
|
100㎡未満 |
7件 |
4件 |
3件 |
|
100㎡以上150㎡未満 |
61件 |
39件 |
22件 |
|
150㎡以上200㎡未満 |
27件 |
5件 |
22件 |
|
200㎡以上300㎡未満 |
11件 |
2件 |
9件 |
|
300㎡以上500㎡未満 |
3件 |
0件 |
3件 |
|
500㎡以上 |
1件 |
0件 |
1件 |
|
合計 |
110件 |
50件 |
60件 |
出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
表12 不動産情報ライブラリにおける2025年東海市【戸建】取引データ 土地面積帯別
|
土地面積帯 |
戸建全体 |
新築戸建 |
中古戸建 |
|
100㎡未満 |
2件 |
0件 |
2件 |
|
100㎡以上150㎡未満 |
27件 |
19件 |
8件 |
|
150㎡以上200㎡未満 |
16件 |
11件 |
5件 |
|
200㎡以上300㎡未満 |
8件 |
1件 |
7件 |
|
300㎡以上500㎡未満 |
3件 |
0件 |
3件 |
|
500㎡以上 |
0件 |
0件 |
0件 |
|
合計 |
56件 |
31件 |
25件 |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
過去5年間の推移から読む東海市戸建市場
不動産情報ライブラリの2021年から2025年を、戸建全体、新築戸建、中古戸建の3区分で比較します。新築は取引年またはその前年に完成した住宅を対象とし、完成前契約や前年完成の未入居住宅を区分から落とさない基準へ統一しました。戸建全体の件数と新築・中古の合計は各年で一致します。平均価格だけでなく中央値と面積を並べ、単年の高額事例や供給構成に左右されない変化を読みます。
戸建全体は件数が変動しても一定の住宅需要を維持した
戸建全体は2021年80件、2022年56件、2023年90件、2024年93件、2025年56件です。年によって件数は変動しますが、中央値は3,200万円から3,900万円の範囲にあり、東海市の実需がなくなったとはいえません。2025年の平均3,186.3万円は2024年より低いものの、新築・中古の構成差や高額取引の有無が影響します。取引件数の減少を需要後退と断定せず、売出物件数、完成戸数、販売期間を合わせて見る必要があります。供給が少なければ、需要があっても成約件数は増えません。
表13 不動産情報ライブラリにおける東海市戸建全体の過去5年間
|
年 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
|
2021年 |
80件 |
3,362.0万円 |
3,400.0万円 |
295.36㎡ |
111.27㎡ |
|
2022年 |
56件 |
3,305.4万円 |
3,400.0万円 |
165.00㎡ |
105.67㎡ |
|
2023年 |
90件 |
3,692.6万円 |
3,500.0万円 |
156.50㎡ |
108.25㎡ |
|
2024年 |
93件 |
3,984.7万円 |
3,900.0万円 |
152.37㎡ |
105.93㎡ |
|
2025年 |
56件 |
3,186.3万円 |
3,200.0万円 |
164.82㎡ |
110.56㎡ |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
新築戸建は取引年と前年の完成物件を同じ基準で集計する
新築は取引年またはその前年に完成した住宅として再集計し、2021年59件、2022年35件、2023年60件、2024年69件、2025年31件となりました。中央値は2023年4,000万円、2024年4,200万円まで上昇し、2025年は3,800万円へ落ち着きました。建築費が高いなかでも買主の予算上限が意識された結果と考えられます。年ごとの分類基準を統一することで、新築供給と価格の変化を正しく比較できます。
表14 不動産情報ライブラリにおける東海市新築戸建の過去5年間
|
年 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
|
2021年 |
59件 |
3,705.1万円 |
3,500.0万円 |
346.25㎡ |
110.27㎡ |
|
2022年 |
35件 |
3,957.1万円 |
3,800.0万円 |
139.86㎡ |
104.85㎡ |
|
2023年 |
60件 |
4,460.0万円 |
4,000.0万円 |
147.42㎡ |
104.10㎡ |
|
2024年 |
69件 |
4,426.1万円 |
4,200.0万円 |
150.87㎡ |
104.33㎡ |
|
2025年 |
31件 |
4,032.3万円 |
3,800.0万円 |
145.32㎡ |
104.00㎡ |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
中古戸建は価格の手頃さと建物状態で評価が分かれた
中古は2021年から2025年まで21件から30件の範囲で推移し、中央値は1,900万円から2,850万円です。2024年は中央値2,850万円でしたが、2025年は2,000万円へ低下しました。これは市内の中古価格が一律に下落したというより、築年数、土地面積、修繕状態が異なる物件構成の影響を受けています。新築との価格差は中古の魅力ですが、購入後の修繕負担が大きければ総額差は縮まります。売主は建物状態を整えて不安を減らし、買主は価格と修繕費を一つの予算として評価する必要があります。
表15 不動産情報ライブラリにおける東海市中古戸建の過去5年間
|
年 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
|
2021年 |
21件 |
2,398.1万円 |
2,500.0万円 |
152.38㎡ |
114.21㎡ |
|
2022年 |
21件 |
2,219.0万円 |
1,900.0万円 |
206.90㎡ |
107.11㎡ |
|
2023年 |
30件 |
2,157.7万円 |
2,150.0万円 |
174.67㎡ |
115.93㎡ |
|
2024年 |
24件 |
2,715.8万円 |
2,850.0万円 |
156.67㎡ |
110.42㎡ |
|
2025年 |
25件 |
2,137.2万円 |
2,000.0万円 |
189.00㎡ |
118.75㎡ |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより愛知県東海市の戸建取引情報を抽出・集計
東海市で戸建の成約価格を左右する条件
東海市の戸建価格は、立地、土地・建物面積、築年数だけでは決まりません。駅への距離、道路、駐車台数、間取り、日当たり、建物の維持管理、周辺の新築供給が複合して買主の比較対象をつくります。売却では物件の強みと負担を具体的に整理し、購入では入居後の暮らしと維持費を現地で確認することが重要です。数字と現場の条件を結び付けることで、売主・買主双方が納得できる価格へ近づきます。
駅距離と生活利便性が購入希望者の範囲を左右する
太田川駅、南加木屋駅、尾張横須賀駅などへのアクセスは、通勤・通学の利便性と将来の売却可能性に影響します。ただし、徒歩分数だけでなく、坂道、踏切、夜間の明るさ、買物・医療施設への動線まで確認する必要があります。駅に近い戸建は価格が高くなりやすい一方、交通量や騒音が気になる場合もあります。売却時は生活のしやすさを具体的に伝え、購入時は平日と休日、昼と夜に周辺を歩いてください。対象となる買主層が広い立地ほど、価格調整を小さくしやすい傾向があります。
駐車台数と間取りと道路条件が実需の成約力を決める
東海市の戸建では、通勤や日常生活に自動車を使う世帯が多く、駐車2台以上を確保できるかが重要です。台数だけでなく、並列・縦列、車種、出入りのしやすさも確認します。室内ではLDK、収納、洗濯動線、在宅勤務スペースなど、家族構成に合う使い方が問われます。前面道路が狭い、間口が小さい、高低差がある場合は、駐車や建て替えの制約が価格に表れます。売却では図面と現地の使い勝手を一致させ、購入では実際の車で進入・駐車できるかまで確かめることが大切です。
中古戸建は修繕履歴と建物状態の見える化が重要になる
中古戸建では、築年数が同じでも維持管理によって評価が変わります。外壁・屋根の塗装、防水、給湯器、水回り、シロアリ対策、雨漏り、耐震性などの履歴が分かれば、買主は入居後の費用を見通しやすくなります。売主が資料を用意せず「現状渡し」だけを強調すると、不確実性を見込んだ値引きにつながりがちです。購入者は建物状況調査や専門家の確認を利用し、必要工事を優先順位別に見積もってください。情報の見える化は、価格交渉を感覚ではなく根拠に基づいて行うために必要です。
金利上昇と建築費が2026年の戸建市場へ与える影響
2026年の戸建市場では、政策金利の上昇が住宅ローンの返済額と借入可能額に影響し、建築費の上昇環境が新築価格の大幅な引下げを難しくします。日本銀行は2026年6月16日に政策金利を1.0%程度に引き上げました。また、国土交通省の2026年4月建築総合デフレーターは125.0と2020年と比べて25%もコストが上がっている状況です。新築、中古、リフォームのいずれも、物件価格だけでなく資金調達と建築費を合わせて判断する必要があります。

政策金利1.0%のもとで月々の返済負担が増えやすい
日本銀行は2026年7月31日、無担保コールレートを1.0%程度で推移させる方針を維持しました。政策金利と個別の住宅ローン金利は同一ではなく、直ちに同じ幅で動くとは限りません。それでも短期金利の上昇は、変動金利型ローンの基準金利や購入者の返済意識に影響します。買主は現在の適用金利だけでなく、将来の金利上昇時も返済を続けられるかを試算してください。売主も、過去と同じ価格でも買主の月額負担が増えている可能性を理解し、反響と資金計画の両面から価格を考える必要があります。

出典:日本銀行>当面の金融政策運営について(2026年7月31日)
金利上昇による借入可能額の減少が予算上限を押し下げる
金利上昇の影響は毎月返済額の増加だけではありません。同じ年収、返済期間、返済比率でも、審査に用いる金利や予定返済額が高くなれば、借入可能な融資額は小さくなる方向に働きます。これにより、4,000万円前後の新築を希望していた世帯が、価格を抑えた新築や中古へ比較範囲を広げる可能性があります。購入者は金融機関の借入上限をそのまま予算とせず、生活費や教育費を残せる返済額から逆算してください。売却では、買主層の資金調達可能額と希望価格のずれを早期に確認することが重要です。

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建築費の上昇に伴う新築価格の高止まりが、中古需要を高めている
2026年4月の建設工事費デフレーターは建築総合125.0で、前年同月差4.5ポイント増でした。これは個別住宅の見積額ではありませんが、資材・設備・労務費を含む建築費の上昇環境を示します。新築の原価負担が続けば、販売価格を大幅に下げにくくなります。同時に中古のリフォーム費も上がるため、中古なら必ず安いとは限りません。買主は新築の価格と、中古の購入費・改修費を同じ条件で比較し、売主は必要修繕を含む総額で選ばれる価格を考える必要があります。

出典:国土交通省>統計表月次(Excel形式)(令和8年6月30日付け)より一部抜粋
※2015年比で約3割も住宅の建設工事費は上がっています。近年においても、ウッドショックに始まり、半導体不足による住設機器の相次ぐ値上げ、職人不足による人件費の高騰、円高による輸入部材の高騰、更に今年に入って、エネルギー価格の上昇、ナフサショック等、住宅価格を押し上げる要因は多数存在します。
ナフサショックとは何か?⇒中東情勢と【ナフサショック】で読む住宅価格上昇時代の売買判断基準
2026年の東海市戸建売買市場を予測する
2025年の成約実績、過去5年間の推移、金利と建築費を総合すると、2026年の東海市戸建市場は、全体として横ばいからやや弱含みを基本とし、新築と中古で選ばれる条件がさらに分かれると予測します。東海市の交通利便性と雇用基盤は実需を支えますが、買主の予算管理は厳しくなります。以下は資料別の件数予想ではなく、東海市市場全体に対する私の基本的な見方です。価格帯ごとの動きも分けて考えます。
戸建市場全体は横ばいからやや弱含みを基本に考える
2026年の成約規模は100件から115件前後、戸建全体の中心価格は2,800万円から3,100万円前後を基本シナリオと考えます。急激な景気悪化や大量供給がない場合、名古屋方面へのアクセスや市内の産業基盤が需要を支え、取引が大きく崩れる可能性は高くありません。ただし、金利上昇によって買主の予算上限が下がれば、売出価格と成約可能価格の差が広がります。市全体の一律下落ではなく、価格の納得感、立地、建物状態による選別が進み、販売期間の差として表れやすくなるでしょう。売出直後の反響が弱い場合は、相場が下がるまで待つのではなく、写真、見せ方、価格の順に原因を検証し、早期に修正する姿勢が有効です。
新築は価格の納得感と返済負担が成約を左右する
新築の中心価格は3,400万円から3,900万円前後を想定します。建築コストの高騰が価格に影響する一方、4,000万円台後半以上では月額返済と借入可能額の壁が強く意識されます。駅距離、駐車台数、住宅性能、保証、間取りなど、価格差に見合う特徴がある物件は底堅く動きますが、競合と比べて強みが曖昧な物件は完成後も販売が長期化する可能性があります。販売側は値下げだけに頼らず、総返済額や入居後の維持費まで示し、買主が価格に納得できる情報を整える必要があります。
中古は築浅と状態良好な物件への需要が底堅く残る
中古の中心価格は1,900万円から2,500万円前後を想定します。新築との価格差を確保できる築浅・状態良好な戸建、駐車条件や生活利便性に優れる戸建には需要が残るでしょう。一方、築古で大規模修繕が必要な物件は、改修費の上昇により買主の総予算を超えやすく、価格交渉が入りやすくなります。売主は修繕履歴や建物状況を開示し、買主が費用を見通せるようにすることが重要です。購入者は安さだけで選ばず、改修後の総額が新築や築浅中古と比べて妥当かを確認してください。
売却では買主が負担する修繕費まで考えた価格設定が必要
中古戸建の査定では、土地相場と建物の残存価値だけでなく、買主が入居前後に負担する費用を考える必要があります。外壁・屋根、水回り、給湯器、耐震、解体などに大きな支出が見込まれる場合、売主希望額にその費用を足した総額が競合を上回れば、成約は難しくなります。すべてを売主が修繕する必要はありませんが、現況、必要工事、概算費用を整理し、価格へ適切に反映することが大切です。根拠のある価格設定は、過度な値引きを防ぎ、買主の安心にもつながります。

FAQ|東海市の戸建売買でよくある質問
東海市で戸建を売却・購入する際は、2026年の価格見通し、新築と中古の選択、売却前リフォーム、金利上昇の影響について相談が多く寄せられます。市場全体の予測だけで個別の結論を出さず、資金計画、建物状態、売却期限、家族の希望を整理することが重要です。ここでは、2025年の成約データと2026年の金融・建築費環境を踏まえ、実務的な判断基準を分かりやすく簡潔にまとめます。
2026年に東海市の戸建価格は下がりますか
東海市全体で一律に大きく下がるとは予測していません。交通利便性や雇用基盤を背景とした実需がある一方、金利上昇で買主の予算は厳しくなり、横ばいからやや弱含みが基本です。駅距離、駐車台数、建物状態、修繕負担に優れる物件は価格を維持しやすく、総額が高い、改修費が読めない物件は交渉が入りやすくなります。平均価格の上げ下げより、同じ町名、築年、面積、状態の成約事例を確認してください。売却時期だけでなく、現在の競合と販売条件が成約価格を左右します。特に似た競合が複数あるときは、数十万円の価格差より、建物状態の説明や内覧時の印象が先に選別要因となる場合があります。
新築戸建と中古戸建のどちらが買いやすくなりますか
初期費用と保証の分かりやすさを重視するなら新築、物件価格と立地の選択肢を重視するなら中古が検討しやすい傾向があります。ただし、2026年は新築価格が建築費に支えられる一方、中古の改修費も上昇しています。新築は物件価格、オプション、外構、中古は購入価格、仲介費用、修繕費を合算し、同じ返済条件で比べてください。どちらが得かは一律に決まらず、家族が必要とする立地、広さ、入居時期、手元資金によって変わります。総額と将来負担を並べることが最も重要です。
中古戸建は売却前にリフォームした方がよいですか
全面リフォームをすれば必ず工事費以上に高く売れるとは限りません。買主が自分の好みで改修したい場合もあり、過剰な工事は回収できない可能性があります。まず建物状況を確認し、雨漏り、設備故障、安全性に関わる不具合など、購入判断を妨げる部分を整理してください。清掃、残置物撤去、小規模補修、修繕履歴の準備だけでも印象は改善します。工事前の査定額、工事費、工事後の想定価格、販売期間を比較し、実施範囲を決めることが大切です。現況販売と修繕後販売の両案を検討します。

リフォームを勧める業者はやめた方が良い⇒リフォーム頼みの不動産仲介業者が倒産危機!不動産買う前に読んで!
金利上昇には返済額の増加以外にどのような影響がありますか
金利上昇は毎月返済額を増やすだけでなく、同じ返済比率で借りられる金額を減らす方向に働きます。その結果、希望物件の価格に融資額が届かない、頭金を増やす必要がある、購入価格帯を下げるといった影響が生じます。また、将来の返済負担を不安に感じ、購入決定までの比較期間が長くなることもあります。購入者は金利が上がった場合の返済額と残せる貯蓄を試算し、売主は買主の資金承認が得られる価格帯を意識してください。事前審査の有効期間や諸費用分の手元資金も確認が必要です。借入可能額と無理なく返せる額は同じではありません。
松屋不動産販売株式会社 代表取締役 佐伯慶智からのアドバイス
東海市の戸建市場は、新築と中古の価格差が大きく、同じ価格帯でも立地、建物状態、駐車条件によって成約結果が変わります。2026年は金利と建築費の影響が重なるため、過去の平均価格だけで『売る・買う』を決めるのではなく、現在の競合と個別条件を確認することが重要です。売主には資産価値を正しく伝える販売戦略を、買主には購入後の総負担まで見通す具体的な資金計画をおすすめします。
売却では新築との競合と修繕負担を意識してください
中古戸建を売る際、比較対象は近隣の中古だけではありません。価格差が小さければ、買主は保証や設備の安心感がある新築も検討します。中古の強みは、立地、土地の広さ、既存の庭や外構、価格の手頃さなどにあります。建物状況と修繕履歴を整理し、新築にはない価値を伝えてください。同時に、買主が負担する改修費を無視した価格は避けるべきです。現況の価値、競合の総額、販売期限を踏まえた価格戦略を組むことで、安売りを避けながら成約可能性を高められます。
購入では新築と中古を入居後の総費用で比較してください
新築は購入後の大規模修繕が当面少なく、保証や住宅性能を確認しやすい一方、物件価格が高くなります。中古は希望エリアで総額を抑えやすい反面、修繕時期と費用の見極めが必要です。比較する際は、物件価格だけでなく、諸費用、住宅ローン利息、税金、保険、リフォーム、将来の設備交換まで一覧にしてください。月々の返済額が同じでも、手元資金や維持費は異なります。家族の暮らしに必要な条件を先に決め、不要な設備や広さへ予算を使い過ぎないことが、安心できる購入につながります。
東海市の戸建売却と購入は家デパ知立店へご相談ください
戸建の価格は、統計上の平均だけでは決まりません。売却では建物状態と土地条件を現地で確認し、近い成約事例と現在の競合を比較する必要があります。購入では新築・中古を横断して探し、住宅ローンと修繕費を含む総予算を整えることが重要です。家デパ知立店では、東海市の成約データと現場の反響をもとに、売却価格、販売方法、物件選び、資金計画を具体的にご提案します。迷いを抱えたまま時期を逃す前に、まず現在の価値と選択肢を確認してください。
まとめ|2026年の東海市戸建市場は新築と中古の役割が分かれる
2025年の東海市戸建市場は、レインズ110件、不動産情報ライブラリ56件の双方で、新築と中古の価格差が確認されました。2026年は新築が建築費に支えられる一方、買主の借入可能額には制約が生じ、中古は手頃さだけでなく建物状態が厳しく見られます。市全体の平均に頼らず、区分、立地、修繕負担を分けて判断することが、売却価格と購入予算のずれを小さくします。結論は個別条件から導きます。
新築は高値圏を維持しながら予算との調整が進む
新築は2025年にレインズ平均3,494.3万円、不動産情報ライブラリ平均4,032.3万円で、高値圏を維持しました。2026年も建築費が価格を下支えしますが、金利上昇により買主の予算上限が抑えられ、価格の上値は重くなると考えます。立地、駐車、性能、間取りに明確な強みがある物件は選ばれやすい一方、競合との差が分かりにくい物件は価格調整が必要です。新築市場は一律に下がるのではなく、総額に対する納得感の差が販売期間と成約結果へ表れるでしょう。
中古は価格だけでなく安心して住める状態が問われる
中古は新築との価格差によって需要を受け止めますが、安さだけでは選ばれません。修繕履歴、建物状況、耐震性、設備の状態が分かり、購入後の費用を見通せる物件ほど安心感があります。売主は情報を整えて物件の価値を正しく伝え、買主は検査と見積りによって不確実性を減らしてください。売却も購入も、判断が遅れるほど有利になるとは限りません。東海市で戸建を売りたい方、買いたい方は、家デパ知立店で現在の相場と具体的な選択肢を確認し、根拠のある一歩を踏み出してください。





