名古屋市瑞穂区戸建売買市場2026年予測新築中古価格差と土地価値
「瑞穂区で戸建を売りたいが、新築も中古も価格差が大きく、自分の家はいくらで売れるのだろう」
「戸建を購入するなら、新築と中古のどちらを選べば予算と将来の負担を抑えられるのだろう」
名古屋市瑞穂区の戸建市場は、「新築は高く、中古は安い」という単純な見方だけでは実勢価格を判断できません。2025年は、レインズで79件のうち新築24件・中古55件、不動産情報ライブラリでは61件のうち新築31件・中古30件が確認されました。特に中古戸建には、レインズの下山町2億円、不動産情報ライブラリの中山町5億1,000万円といった高額成約が含まれ、土地の価値や建物規模によって年間平均が大きく動いています。
本記事では、二つの資料を合算せず、新築・中古それぞれの平均成約価格、成約価格中央値、価格帯、土地面積帯、四半期別の動きから2025年の市場を分析します。さらに、住宅ローン金利や建築費、購入後の修繕費まで含め、2026年に戸建を売る方がどの成約事例を基準に価格を考えるべきか、買う方が新築と中古をどのように比較すべきかを具体的に解説します。
注意事項
本記事における第1四半期(Q1)等の表現は不動産情報ライブラリの表現にあわせています。
第1四半期(Q1)…1月~3月
第2四半期(Q2)…4月~6月
第3四半期(Q3)…7月~9月
第4四半期(Q4)…10月~12月
※一般的な年度(4月スタート)における四半期の表現とは異なりますのでご注意ください。

監修者
松屋不動産販売株式会社
代表取締役 佐伯 慶智
住宅・不動産業界での豊富な経験を活かし、令和2年10月より松屋不動産販売株式会社にて活躍中。それ以前は、ナショナル住宅産業(現:パナソニックホームズ)で8年間、住友不動産販売で17年間(営業10年、管理職7年)従事。
目次
2025年の瑞穂区戸建市場は中古の高額成約と新築の実需価格が同居した
2025年の戸建は、平均価格だけを見ると中古が新築を上回る資料があります。これは中古住宅そのものが一律に高いという意味ではなく、土地の広さや立地、建物規模が大きな高額事例を含むためです。新築・中古は件数、中央値、土地面積を分けて見ると、市場の実像が読みやすくなります。
レインズ79件では新築24件・中古55件で中古流通が厚い
レインズの年間79件は新築24件、中古55件でした。戸建全体の平均成約価格は5,218.3万円、中央値4,380万円です。新築の平均5,206.9万円、中央値5,144.5万円に対し、中古は平均5,223.2万円、中央値4,100万円でした。中古は平均と中央値の差が大きく、高額事例が上側へ引っ張っています。売却では「中古平均が新築平均より高い」と単純に使わず、対象物件に近い築年・土地面積・立地の成約を選ぶことが必要です。

不動産情報ライブラリ61件は新築31件・中古30件でほぼ同数
不動産情報ライブラリでは新築31件、中古30件で、件数はほぼ半々でした。新築平均は5,906.5万円、中央値5,000万円、中古平均は7,296.7万円、中央値4,850万円です。中古平均が高いのは中山町5億1,000万円などの高額成約の影響が大きく、中央値では新築との差は150万円にとどまります。新築と中古の価格差を見るときは、平均より中央値と個別物件の状態を重視した方が現場感に近づきます。
中山町5億1,000万円と下山町2億円は中古相場の標準ではない
不動産情報ライブラリの戸建最高価格は中山町の5億1,000万円、レインズでは下山町2億円でした。いずれも中古戸建で、年間平均を大きく押し上げる事例です。こうした成約は瑞穂区に高い土地価値を持つ戸建が存在することを示しますが、一般的な住宅の査定基準へ直接置き換えるべきではありません。高額事例は「上値の存在」として扱い、標準的な戸建は中央値や中心価格帯へ戻して判断するのが安全です。
レインズ79件から新築24件と中古55件の価格構造を分けて読む
レインズでは中古が約7割を占めますが、価格帯は新築と中古で重なりながらも広がり方が違います。新築は3,000万~6,999万円に集中し、中古は低価格帯から1億円以上まで幅広く動きました。四半期別に見ると、高額中古の有無で戸建全体の平均が変わることも確認できます。
年間集計では中古の中央値4,100万円と新築5,144.5万円に差がある
レインズでは新築24件の平均5,206.9万円、中央値5,144.5万円、中古55件の平均5,223.2万円、中央値4,100万円です。平均はほぼ同じですが、中央値には約1,045万円の差があります。中古に高額事例が入ることで平均だけが新築へ近づいているためです。買主が新築と中古を比較する際は、平均値の近さを「価格差がない」と受け取らず、中古の修繕費と土地価値、新築の保証や設備を含めて総額で比較する必要があります。
表1 レインズにおける2025年名古屋市瑞穂区【戸建】年間区分集計
|
区分 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
戸建全体 |
79件 |
5,218.3万円 |
4,380.0万円 |
137.62㎡ |
123.68㎡ |
20,000.0万円 |
下山町 |
|
新築戸建 |
24件 |
5,206.9万円 |
5,144.5万円 |
100.36㎡ |
108.62㎡ |
7,490.0万円 |
十六町 |
|
中古戸建 |
55件 |
5,223.2万円 |
4,100.0万円 |
153.88㎡ |
130.26㎡ |
20,000.0万円 |
下山町 |
出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
新築はQ4平均5,810万円、Q1からQ4まで供給が続いた
新築はQ1が5件、Q2が10件、Q3が4件、Q4が5件でした。Q2は甲山町2丁目の7,190万円、Q3は十六町の7,490万円が各四半期の上値をつくり、Q4は平均5,810万円まで上がっています。件数が少ない四半期では1件の仕様や立地が平均に反映されやすいため、四半期平均をそのまま「新築相場」としないことが大切です。購入では同時期に販売される競合の土地面積・延床面積・仕様をそろえて比べます。
表2 レインズにおける2025年名古屋市瑞穂区【新築戸建】四半期別成約データ
|
期間 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
2025年Q1 |
5件 |
4,945.6万円 |
4,999.0万円 |
107.76㎡ |
106.69㎡ |
5,599.0万円 |
豆田町 |
|
2025年Q2 |
10件 |
4,983.8万円 |
4,975.0万円 |
102.98㎡ |
111.85㎡ |
7,190.0万円 |
甲山町 |
|
2025年Q3 |
4件 |
5,337.5万円 |
4,740.0万円 |
94.89㎡ |
101.69㎡ |
7,490.0万円 |
十六町 |
|
2025年Q4 |
5件 |
5,810.0万円 |
6,190.0万円 |
92.09㎡ |
109.65㎡ |
6,490.0万円 |
松月町 |
|
2025年合計 |
24件 |
5,206.9万円 |
5,144.5万円 |
100.36㎡ |
108.62㎡ |
7,490.0万円 |
十六町 |
出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
中古はQ2の下山町2億円で平均6,019.3万円まで上振れした
中古55件はQ1が14件、Q2が16件、Q3が10件、Q4が15件です。Q2には下山町2億円が含まれ、平均は6,019.3万円となりましたが、中央値は4,024万円です。Q1も最高1億1,500万円に対し中央値3,815万円で、平均との距離があります。中古市場では築年だけでなく、土地面積、建物規模、立地の差が価格を大きく動かします。売却査定では「同じ中古」より、土地条件と建物状態が近い事例を優先してください。
表3 レインズにおける2025年名古屋市瑞穂区【中古戸建】四半期別成約データ
|
期間 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
2025年Q1 |
14件 |
5,112.9万円 |
3,815.0万円 |
182.43㎡ |
132.32㎡ |
11,500.0万円 |
彌富町字桜ケ岡 |
|
2025年Q2 |
16件 |
6,019.2万円 |
4,024.0万円 |
154.14㎡ |
127.60㎡ |
20,000.0万円 |
下山町 |
|
2025年Q3 |
10件 |
5,045.0万円 |
4,640.0万円 |
174.31㎡ |
135.94㎡ |
11,900.0万円 |
松栄町 |
|
2025年Q4 |
15件 |
4,596.0万円 |
4,100.0万円 |
113.34㎡ |
127.39㎡ |
12,500.0万円 |
十六町 |
|
2025年合計 |
55件 |
5,223.2万円 |
4,100.0万円 |
153.88㎡ |
130.26㎡ |
20,000.0万円 |
下山町 |
出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
戸建全体はQ2平均5,621万円でも中央値4,199万円にとどまる
戸建全体ではQ2が26件で最多、平均5,621万円、中央値4,199万円でした。Q1は19件で中央値4,690万円、Q3は14件で4,645万円、Q4は20件で4,365万円です。四半期の中央値は4,000万円台で比較的まとまる一方、最高価格が入ると平均は大きく動きます。2026年の売出価格を考える場合、直近平均の上昇だけを根拠にせず、中央値付近でどのような物件が成約したかを確認する方が現実的です。
表4 レインズにおける2025年名古屋市瑞穂区【戸建全体】四半期別成約データ
|
期間 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
2025年Q1 |
19件 |
5,068.8万円 |
4,690.0万円 |
162.78㎡ |
125.57㎡ |
11,500.0万円 |
彌富町字桜ケ岡 |
|
2025年Q2 |
26件 |
5,621.0万円 |
4,199.0万円 |
134.46㎡ |
121.54㎡ |
20,000.0万円 |
下山町 |
|
2025年Q3 |
14件 |
5,128.6万円 |
4,645.0万円 |
151.62㎡ |
126.16㎡ |
11,900.0万円 |
松栄町 |
|
2025年Q4 |
20件 |
4,899.5万円 |
4,365.0万円 |
108.03㎡ |
122.95㎡ |
12,500.0万円 |
十六町 |
|
2025年合計 |
79件 |
5,218.3万円 |
4,380.0万円 |
137.62㎡ |
123.68㎡ |
20,000.0万円 |
下山町 |
出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
3,000万~3,999万円20件と5,000万~6,999万円19件が二つの山になる
価格帯では3,000万~3,999万円が20件で最多、5,000万~6,999万円が19件、4,000万~4,999万円が18件でした。新築24件のうち22件が3,000万~6,999万円に入り、比較的まとまっています。中古は1,000万円台から1億円以上まで広がり、1億円以上7件はすべて中古です。買主の予算帯ごとに比較する物件像が異なるため、売主は自宅がどの価格帯で何と競合するかを意識して販売条件を整えます。 比較帯を外さずに確認します。
表5 レインズにおける2025年名古屋市瑞穂区【戸建】価格帯別取引件数
|
価格帯 |
戸建全体 |
新築戸建 |
中古戸建 |
|
1,000万円未満 |
0件 |
0件 |
0件 |
|
1,000万~1,999万円 |
4件 |
0件 |
4件 |
|
2,000万~2,999万円 |
6件 |
0件 |
6件 |
|
3,000万~3,999万円 |
20件 |
4件 |
16件 |
|
4,000万~4,999万円 |
18件 |
8件 |
10件 |
|
5,000万~6,999万円 |
19件 |
10件 |
9件 |
|
7,000万~9,999万円 |
5件 |
2件 |
3件 |
|
1億円以上 |
7件 |
0件 |
7件 |
出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
100㎡未満33件が最多で新築は150㎡未満に全件集中した
土地面積では100㎡未満33件、100~149㎡25件が中心です。新築24件は100㎡未満11件、100~149㎡13件で、すべて150㎡未満でした。中古は150㎡以上にも21件あり、広い土地が高額中古の価格形成に関わっています。新築は限られた敷地を効率的に使う都市型商品が多く、中古は土地の広さにより再建築後の価値も変わります。中古購入では建物だけでなく、将来の建替えを含む土地価値を確認すると比較しやすくなります。
表6 レインズにおける2025年名古屋市瑞穂区【戸建】土地面積帯別取引件数
|
土地面積帯 |
戸建全体 |
新築戸建 |
中古戸建 |
|
100㎡未満 |
33件 |
11件 |
22件 |
|
100~149㎡ |
25件 |
13件 |
12件 |
|
150~199㎡ |
9件 |
0件 |
9件 |
|
200~249㎡ |
4件 |
0件 |
4件 |
|
250~299㎡ |
3件 |
0件 |
3件 |
|
300~499㎡ |
4件 |
0件 |
4件 |
|
500㎡以上 |
1件 |
0件 |
1件 |
出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
不動産情報ライブラリ61件は新築と中古の違いを町名まで確認できる
不動産情報ライブラリでは戸建全体61件、新築31件、中古30件です。年間集計と四半期表には最高価格の町名が掲載されており、中山町、大殿町、松月町、密柑山町などの高額事例が平均へ与えた影響を具体的に確認できます。町名は高額成約の背景を考える材料として使い、地域全体の標準価格とは分けて扱います。
年間では中古7,296.7万円・新築5,906.5万円でも中央値は近い
年間集計では新築31件の中央値5,000万円、中古30件の中央値4,850万円で、差は150万円です。一方、平均は中古が1,390.2万円高くなりました。中古の最高は中山町5億1,000万円、新築は大殿町1億6,000万円です。高額成約の町名まで見ると、平均価格差の主因が「中古全体の割高」ではないことが分かります。売主・買主とも、平均価格差より中央値と最高価格事例の影響を分けて考えることが重要です。
表7 不動産情報ライブラリにおける2025年名古屋市瑞穂区【戸建】年間区分集計
|
区分 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
戸建全体 |
61件 |
6,590.2万円 |
5,000.0万円 |
154.59㎡ |
152.62㎡ |
51,000.0万円 |
中山町 |
|
新築戸建 |
31件 |
5,906.5万円 |
5,000.0万円 |
124.52㎡ |
110.97㎡ |
16,000.0万円 |
大殿町 |
|
中古戸建 |
30件 |
7,296.7万円 |
4,850.0万円 |
185.67㎡ |
195.67㎡ |
51,000.0万円 |
中山町 |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
不動産情報ライブラリの活用についてはコチラ⇒不動産購入前必見!不動産情報ライブラリの上手な活用法
※不動産情報ライブラリの成約データには、新築戸建と中古戸建の区分がされていないため、建築年が2024年、2025年とされているものを『新築戸建』、2023年以前の建築されたものを『中古戸建』として集計しています。
戸建全体Q1平均7,320.8万円は中山町5億1,000万円の影響が大きい
Q1は24件で平均7,320.8万円ですが、中央値は4,350万円です。最高価格の中山町5億1,000万円が平均を大きく押し上げています。Q2の最高は大殿町1億6,000万円、Q3は松月町1億1,000万円、Q4は密柑山町1億2,000万円でした。町名を確認すると、四半期平均の差を市場全体の値上がり・値下がりと誤解しにくくなります。査定では最高価格の町名が近いだけでなく、土地・建物の規模と用途まで一致するかを確認します。
表8 不動産情報ライブラリにおける2025年名古屋市瑞穂区【戸建全体】四半期別成約データ
|
期間 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
2025年Q1 |
24件 |
7,320.8万円 |
4,350.0万円 |
139.58㎡ |
128.75㎡ |
51,000.0万円 |
中山町 |
|
2025年Q2 |
17件 |
6,552.9万円 |
5,200.0万円 |
168.24㎡ |
174.12㎡ |
16,000.0万円 |
大殿町 |
|
2025年Q3 |
14件 |
5,657.1万円 |
5,550.0万円 |
144.29㎡ |
150.36㎡ |
11,000.0万円 |
松月町 |
|
2025年Q4 |
6件 |
5,950.0万円 |
4,500.0万円 |
200.00㎡ |
192.50㎡ |
12,000.0万円 |
密柑山町 |
|
2025年合計 |
61件 |
6,590.2万円 |
5,000.0万円 |
154.59㎡ |
152.62㎡ |
51,000.0万円 |
中山町 |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
新築Q2は大殿町1億6,000万円で平均8,271.4万円まで上がった
新築はQ2が7件で平均8,271.4万円、中央値7,200万円となり、年間の中で最も高い四半期です。最高価格は大殿町1億6,000万円でした。Q1・Q3・Q4の最高価格の町名はいずれも密柑山町で、価格は9,700万円、7,000万円、4,700万円です。同じ町名でも成約価格が異なることから、町名だけで価格を決められないことも分かります。新築は土地面積や建物仕様をそろえて比較することが欠かせません。
表9 不動産情報ライブラリにおける2025年名古屋市瑞穂区【新築戸建】四半期別成約データ
|
期間 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
2025年Q1 |
13件 |
5,676.9万円 |
5,100.0万円 |
125.00㎡ |
99.23㎡ |
9,700.0万円 |
密柑山町 |
|
2025年Q2 |
7件 |
8,271.4万円 |
7,200.0万円 |
151.43㎡ |
155.71㎡ |
16,000.0万円 |
大殿町 |
|
2025年Q3 |
8件 |
4,825.0万円 |
4,650.0万円 |
100.62㎡ |
98.12㎡ |
7,000.0万円 |
密柑山町 |
|
2025年Q4 |
3件 |
4,266.7万円 |
4,300.0万円 |
123.33㎡ |
91.67㎡ |
4,700.0万円 |
密柑山町 |
|
2025年合計 |
31件 |
5,906.5万円 |
5,000.0万円 |
124.52㎡ |
110.97㎡ |
16,000.0万円 |
大殿町 |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
中古Q1は中央値2,900万円に対し中山町5億1,000万円が平均を押し上げた
中古Q1は11件、平均9,263.6万円ですが、中央値は2,900万円です。最高価格の中山町5億1,000万円が入ることで、平均は中央値の3倍を超えています。Q2は瑞穂通1億3,000万円、Q3は松月町1億1,000万円、Q4は密柑山町1億2,000万円が各期の最高です。中古市場を平均だけで読むと一般住宅の価格感を誤りやすいため、売主は自宅に近い価格帯へ絞り、買主は高額中古と通常中古を別の市場として比較してください。
表10 不動産情報ライブラリにおける2025年名古屋市瑞穂区【中古戸建】四半期別成約データ
|
期間 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
最高成約価格 |
最高価格の町名 |
|
2025年Q1 |
11件 |
9,263.6万円 |
2,900.0万円 |
156.82㎡ |
163.64㎡ |
51,000.0万円 |
中山町 |
|
2025年Q2 |
10件 |
5,350.0万円 |
4,850.0万円 |
180.00㎡ |
187.00㎡ |
13,000.0万円 |
瑞穂通 |
|
2025年Q3 |
6件 |
6,766.7万円 |
6,700.0万円 |
202.50㎡ |
220.00㎡ |
11,000.0万円 |
松月町 |
|
2025年Q4 |
3件 |
7,633.3万円 |
6,800.0万円 |
276.67㎡ |
293.33㎡ |
12,000.0万円 |
密柑山町 |
|
2025年合計 |
30件 |
7,296.7万円 |
4,850.0万円 |
185.67㎡ |
195.67㎡ |
51,000.0万円 |
中山町 |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
5,000万~6,999万円15件が最多で新築・中古の双方が動く
価格帯では5,000万~6,999万円が15件で最多です。3,000万~3,999万円と4,000万~4,999万円が各10件、7,000万~9,999万円も10件あります。新築は3,000万~9,999万円に29件、中古は1,000万円未満から1億円以上まで幅広く分布します。5,000万円前後では新築と中古が直接競合しやすく、中古売却では建物状態や土地の広さが新築との差を説明できるかが反響を左右します。
表11 不動産情報ライブラリにおける2025年名古屋市瑞穂区【戸建】価格帯別取引件数
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価格帯 |
戸建全体 |
新築戸建 |
中古戸建 |
|
1,000万円未満 |
1件 |
0件 |
1件 |
|
1,000万~1,999万円 |
4件 |
0件 |
4件 |
|
2,000万~2,999万円 |
4件 |
0件 |
4件 |
|
3,000万~3,999万円 |
10件 |
8件 |
2件 |
|
4,000万~4,999万円 |
10件 |
6件 |
4件 |
|
5,000万~6,999万円 |
15件 |
9件 |
6件 |
|
7,000万~9,999万円 |
10件 |
6件 |
4件 |
|
1億円以上 |
7件 |
2件 |
5件 |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
土地面積は100㎡未満19件と150~199㎡18件が近い件数になった
不動産情報ライブラリでは100㎡未満19件、150~199㎡18件、100~149㎡13件です。新築は150㎡未満21件で小さめの敷地が中心ですが、中古は150~199㎡が11件、300㎡以上も4件あります。中古平均が高くなる背景には、こうした広い土地を持つ事例の存在があります。売却では建物の古さだけで値付けせず土地評価を分け、購入では将来の建替えや土地処分まで見据えると長期的な資産価値を考えやすくなります。
表12 不動産情報ライブラリにおける2025年名古屋市瑞穂区【戸建】土地面積帯別取引件数
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土地面積帯 |
戸建全体 |
新築戸建 |
中古戸建 |
|
100㎡未満 |
19件 |
10件 |
9件 |
|
100~149㎡ |
13件 |
11件 |
2件 |
|
150~199㎡ |
18件 |
7件 |
11件 |
|
200~249㎡ |
5件 |
2件 |
3件 |
|
250~299㎡ |
2件 |
1件 |
1件 |
|
300~499㎡ |
2件 |
0件 |
2件 |
|
500㎡以上 |
2件 |
0件 |
2件 |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
分布図は新築と中古で価格の散らばり方が違うことを示す
分布図では新築が比較的まとまった範囲に分布する一方、中古は土地面積と価格の両方で広く散らばっています。これは中古戸建が築年だけでなく土地規模、建物規模、立地など多くの条件を含むためです。図から読み取れるのは土地面積と価格、新築・中古の位置関係までであり、町名や建物状態を推測するものではありません。買主は図で全体像をつかんだ後、個別成約へ戻って修繕履歴や土地条件を確認する使い方が適しています。
図1 不動産情報ライブラリにおける2025年名古屋市瑞穂区【戸建】取引分布図

出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
過去5年では新築件数の減少と中古高額成約の影響を切り分ける
不動産情報ライブラリの5年間では、戸建全体の件数は2021年112件から2025年61件へ減りました。一方、新築平均は4,890.5万円から5,906.5万円へ上昇しています。中古は大型・高額事例の有無で平均が大きく振れるため、中央値と件数を合わせて読むことが欠かせません。
戸建全体は112件から61件へ減っても中央値は5,000万円まで上がった
戸建全体の件数は2021年112件、2022年72件、2023年58件、2024年56件、2025年61件です。中央値は4,300万円、4,150万円、4,600万円、4,550万円、5,000万円と推移しました。件数の減少と価格の上昇が同時に起きており、単純な需要減だけでは説明できません。供給される新築の数や土地条件が変わると、成約構成も変わります。2026年は件数だけで市況を判断せず、売出中の競合と中心価格帯を確認してください。
表13 不動産情報ライブラリにおける過去5年間の名古屋市瑞穂区【戸建全体】成約データ
|
年 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
|
2021年 |
112件 |
4,843.8万円 |
4,300.0万円 |
122.28㎡ |
111.29㎡ |
|
2022年 |
72件 |
4,769.4万円 |
4,150.0万円 |
128.12㎡ |
103.26㎡ |
|
2023年 |
58件 |
6,956.9万円 |
4,600.0万円 |
154.83㎡ |
310.67㎡ |
|
2024年 |
56件 |
8,687.5万円 |
4,550.0万円 |
145.89㎡ |
319.27㎡ |
|
2025年 |
61件 |
6,590.2万円 |
5,000.0万円 |
154.59㎡ |
152.62㎡ |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
新築は84件から31件へ減少し平均価格は約1,016万円上がった
新築件数は2021年84件から2025年31件へ減りました。平均価格は4,890.5万円から5,906.5万円、中央値は4,300万円から5,000万円へ上昇しています。建築費上昇に加え、供給される土地条件や住宅仕様の変化も平均価格へ影響します。件数が少ない年ほど商品構成で数字が動くため、「新築が毎年同じ割合で値上がりする」とは言えません。買主は過去年の平均より、現在販売中の仕様と価格を比較し、売主は中古との価格差を意識します。
表14 不動産情報ライブラリにおける過去5年間の名古屋市瑞穂区【新築戸建】成約データ
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年 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
|
2021年 |
84件 |
4,890.5万円 |
4,300.0万円 |
104.82㎡ |
102.86㎡ |
|
2022年 |
42件 |
4,902.4万円 |
4,500.0万円 |
97.50㎡ |
101.07㎡ |
|
2023年 |
37件 |
5,100.0万円 |
4,500.0万円 |
104.05㎡ |
103.24㎡ |
|
2024年 |
30件 |
5,793.3万円 |
4,500.0万円 |
102.83㎡ |
113.50㎡ |
|
2025年 |
31件 |
5,906.5万円 |
5,000.0万円 |
124.52㎡ |
110.97㎡ |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
中古は2023・2024年の高額事例で平均が1億円を超えた
中古平均は2023年1億228.6万円、2024年1億2,026.9万円まで上がりましたが、中央値は7,000万円、5,350万円です。平均建物面積も2023年676.14㎡、2024年556.69㎡と大きく、通常の一戸建てとは異なる大型事例が含まれています。2025年は平均7,296.7万円、中央値4,850万円へ戻りました。過去最高平均を現在の自宅へ当てはめず、築年、土地面積、建物状態が近い成約を使うことが中古査定では特に大切です。
表15 不動産情報ライブラリにおける過去5年間の名古屋市瑞穂区【中古戸建】成約データ
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年 |
取引件数 |
平均成約価格 |
成約価格中央値 |
平均土地面積 |
平均建物面積 |
|
2021年 |
28件 |
4,703.6万円 |
4,300.0万円 |
174.64㎡ |
136.61㎡ |
|
2022年 |
30件 |
4,583.3万円 |
3,050.0万円 |
171.00㎡ |
106.33㎡ |
|
2023年 |
21件 |
10,228.6万円 |
7,000.0万円 |
244.29㎡ |
676.14㎡ |
|
2024年 |
26件 |
12,026.9万円 |
5,350.0万円 |
195.58㎡ |
556.69㎡ |
|
2025年 |
30件 |
7,296.7万円 |
4,850.0万円 |
185.67㎡ |
195.67㎡ |
出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより名古屋市瑞穂区の戸建取引情報を抽出・集計
金利・建築費・修繕費を合わせると新築中古の見え方が変わる
2026年の戸建購入では、売買価格だけで新築と中古を比べると判断を誤りやすくなります。新築は建築コストの影響を受け、中古は屋根・外壁・設備などの修繕費が加わります。住宅ローン金利も返済額と借入可能額へ影響するため、「購入時価格+将来費用」で比べることが必要です。
住宅価格を動かす外部要因を新築だけの問題にしない
資材価格、エネルギー、人件費、為替、金利の変化は新築価格へ直接表れやすい一方、中古にも影響します。リフォーム材料や設備交換の費用が上がれば、中古購入後の総負担も増えるためです。新築は販売価格に含まれる仕様と追加工事、中古は購入後すぐ必要な修繕と数年後の工事を分けて見積もります。売主も買主も、物件価格だけを比較せず、住み始めるまでと住み始めた後の費用を整理すると選択肢を公平に比べられます。
図2 住宅購入価格に影響する主な外部要因

日本銀行の2026年7月方針1.0%程度を住宅ローン環境の背景として見る
2026年7月31日に公表された日本銀行の方針では、短期の無担保コールレートをおおむね1.0%に誘導する考えが維持されました。住宅ローンの変動金利はこの数字と同じではありませんが、短期金利環境の変化は金融機関の貸出条件へ影響し得ます。新築・中古のどちらを選ぶ場合でも、現在の適用金利だけで35年返済を固定的に考えず、上昇時の返済余力を確認します。売却側も買主の予算が金利で変わることを意識する必要があります。
図3 政策金利1.0%程度の環境

月10万円返済では金利差1%で買える戸建の価格帯が変わる
35年返済の比較では、月10万円を返す場合、0.4%では借入元金がおよそ3,920万円、1.4%ではおよそ3,310万円で、差は約610万円です。瑞穂区の戸建は4,000万~6,000万円台の成約が厚く、600万円の差は新築から中古へ候補を変えるほど大きい場合があります。自己資金を増やして価格帯を維持するのか、物件価格を下げて月返済を守るのか、購入前に方針を決めます。売主は買主が月額で比較していることを前提に価格を考えます。
図4 毎月10万円返済時の借入可能額比較

出典:松屋不動産販売株式会社試算。35年・元利均等・ボーナス払いなし。0.400%と1.400%は比較用の仮定であり、将来金利の予測ではありません。
ローン電卓が無くても計算出来る⇒誰でもできる!住宅ローン借入可能額の簡単な計算法を紹介します
2,500万円借入の月額差は中古の修繕積立余力にも影響する
30年・元利均等の比較試算で2,500万円を借りると、0.4%なら月73,705円ほど、1.4%なら月85,085円ほどです。約11,000円の差が毎月続けば、外壁塗装や給湯器交換へ備える資金にも影響します。中古戸建を価格だけで安いと判断せず、月返済と修繕積立を同時に組むことが大切です。新築でも将来の修繕は必要なので、住宅ローン返済を限界まで高く設定しない方が長期的な家計は安定します。
図5 2,500万円借入時の月々返済額比較

出典:松屋不動産販売株式会社試算。30年・元利均等・ボーナス払いなし。0.400%と1.400%は比較用の仮定であり、将来金利の予測ではありません。
住宅ローンでお悩みの方はコチラ⇒銀行が教えない「住宅ローン変動金利型」の真実!驚愕の5年後返済額
将来の返済が不安なら変動金利の商品条件まで確認する
変動金利の返済額変更には、返済額の見直しに5年単位の考え方や125%を上限とする仕組みを設ける商品もあります。ただし、この取扱いは金融機関や商品ごとに違います。適用の有無、金利見直し時期、返済額の計算方法を契約前に確認してください。返済額が急に上がらない仕組みがあっても、利息負担そのものが消えるわけではありません。新築・中古の比較前に複数金利で返済表を作ると、安心して使える物件予算の上限が見えます。
図6 変動金利の将来返済を考えるときの確認ポイント

図版:松屋不動産販売株式会社作成。5年ルール・125%ルールの採用は金融機関・商品により異なります。
家デパでは、購入後の金利上昇もシミュレーションして、安心して生活できる提案をしています。
建築総合126.4は新築価格と中古修繕費の双方に関わる環境指標
国土交通省の2026年5月建設工事費デフレーターは、2020年度平均100に対し建築総合126.4、住宅総合127.1でした。指数上は基準(2020年平均)より約26~27%高い水準ですが、個々の住宅価格が一律に同じ割合で上昇したという意味ではありません。新築では本体・外構・設備の見積り、中古では屋根・外壁・水回り・断熱などの改修見積りへ現状の価格環境が反映されます。2026年は購入価格と工事費を分けずに比較してください。
図7 2026年5月の建設工事費デフレーター

出典:国土交通省「建設工事費デフレーター」2020年度基準・2026年5月分(最新)
図8 建設工事費デフレーター2026年5月の指数水準

出典:国土交通省>統計表月次(Excel形式)(令和8年7月31日付け)より一部抜粋
※2020年比で約26%も住宅の建設工事費は上がっています。近年においても、ウッドショックに始まり、半導体不足による住設機器の相次ぐ値上げ、職人不足による人件費の高騰、円高による輸入部材の高騰、更に今年に入って、エネルギー価格の上昇、ナフサショック等、住宅価格を押し上げる要因は多数存在します。
ナフサショックとは何か?⇒中東情勢と【ナフサショック】で読む住宅価格上昇時代の売買判断基準
2026年予測は新築の価格維持と中古の個別差がより鮮明になる
2025年は新築が5,000万円前後を中心に動き、中古は低価格帯から高額物件まで広がりました。2026年も新築の建築コストが下がりにくい一方、金利上昇は買主の上限予算を抑えます。中古は土地価値と修繕負担の差が価格へ表れやすく、同じ築年でも売れ方が変わるとみます。
年間取引規模は60~80件程度を基本レンジとして見る
不動産情報ライブラリの戸建全体は2023年58件、2024年56件、2025年61件で、直近3年は60件前後です。レインズでは2025年79件でした。両資料を足すのではなく、それぞれの流通規模からみて、2026年は年間60~80件程度を一つの基本レンジと想定します。新築供給が増えれば件数は上振れし、高額中古が出れば平均価格も動きます。件数の予測は方向感を示すもので、売却判断は現在の競合と反響を優先してください。
戸建全体の中央値は4,500万~5,300万円前後を中心に想定する
2025年の中央値はレインズ4,380万円、不動産情報ライブラリ5,000万円でした。二つの資料の中心帯を踏まえると、2026年は4,500万~5,300万円前後を戸建全体の基準レンジとして見ます。ただし、高額中古が複数成約すれば平均価格は中央値より大きく上がります。売主は平均上昇を根拠に一律の値上げをせず、買主は区平均より対象物件の土地価値と修繕費を優先する方が判断を誤りにくくなります。 さらに、レインズでは3,000万~3,999万円が20件、不動産情報ライブラリでは5,000万~6,999万円が15件と、資料ごとに厚い帯が異なります。この差は収録範囲や物件構成の違いを示すため、予測レンジを一本の数字に固定しない方が安全です。2026年の査定では、直近3か月の競合と成約を加えて中央値レンジの中で対象物件の位置を決めます。
新築は5,000万~6,200万円前後を軸に土地条件で上方へ広がる
新築はレインズ中央値5,144.5万円、不動産情報ライブラリ5,000万円で近い水準でした。建築コストが高い環境では販売価格を大きく下げにくい一方、金利が買主予算を抑えるため、5,000万~6,200万円前後の実需帯で価格と仕様の競争が強まりそうです。駅距離や土地面積が優れる新築はさらに上方へ広がりますが、高価格ほど買主が中古やマンションも含めて比較するため、価格に見合う明確な価値が必要です。
中古は3,500万~6,000万円を中心に土地価値で大きく上振れする
中古はレインズ中央値4,100万円、不動産情報ライブラリ4,850万円で、3,000万円台から5,000万円台に実需が広がります。2026年は3,500万~6,000万円程度を中心に見つつ、広い土地や希少立地では1億円超も別市場として続くと考えます。建物状態が良く修繕履歴が明確な物件は価格を守りやすく、反対に大きな改修が必要な物件は買主が工事費を差し引いて交渉するため、価格調整が出やすくなります。 中古の価格調整を考える際は、修繕費を一律に値引くのではなく、買主が購入後すぐ負担する工事と、まだ使用できる設備を分けます。土地評価が高い住宅では、建物の修繕負担があっても価格全体を大きく下げる必要がないケースがあります。逆に建物利用が難しく解体費まで必要なら、土地としての買主が納得できる手取りとの均衡を探ります。
戸建の売却・購入は土地価値と建物状態を別々に確認する
戸建価格は土地と建物の合計ですが、二つの価値は同じ速度で変化しません。売却では土地条件と建物状態を分けて説明し、購入では中古の修繕費と新築の追加費用を見積もります。瑞穂区では高額中古が存在するため、築年数だけで価値を決めると判断を誤りやすくなります。
中古売却では築年より先に土地面積と道路条件を整理する
築古住宅でも土地条件が良ければ、建物利用と建替えの両方を検討する買主がいます。売主は築年だけを理由に低く査定せず、土地面積、接道、形状、用途、境界を確認したうえで建物状態を加えます。逆に築浅でも道路や土地形状に弱点があれば、同年代の住宅より評価が下がることがあります。価格を一つにまとめる前に土地と建物の価値を分解すると、査定の根拠を買主へ説明しやすくなります。
新築購入では販売価格に含まれない費用を契約前に確認する
新築戸建は完成価格が分かりやすく見えますが、網戸、照明、カーテン、エアコン、外構追加、登記、ローン費用などが別途必要な場合があります。契約前に「入居できる状態までの総額」を確認し、中古のリフォーム後総額と同じ基準で比べます。建売住宅では完成済みと未完成でも確認できる範囲が違うため、仕様書と設備表を見て不足を把握してください。価格だけを比べるより、入居後の追加支出を含める方が家計差は明確になります。
中古購入では修繕履歴と今後10年の工事を分けて見積もる
中古戸建では、現在問題なく使える設備でも数年後に交換時期を迎えることがあります。屋根、外壁、防水、給湯器、水回り、空調、配管、シロアリ、耐震などを点検し、「すぐ必要」「5年以内」「10年程度」の三段階で費用を整理すると資金計画へ反映しやすくなります。売主は修繕履歴や設備年式を正確に開示し、買主は見えない部分を過度に恐れるのではなく、専門家の確認と見積りで数字に置き換えることが大切です。 修繕見積りは、すべてを入居前に工事する前提とせず、生活に支障があるものと予防的な工事を分けてください。例えば給湯器の年式が古くても正常なら交換予算を確保し、雨漏りや腐食があるなら優先度を上げます。工事の順番をつけることで、中古購入時に必要な自己資金を過大にも過小にも見積もらずに済みます。
図9 住宅ローンと将来支出を合わせた戸建資金計画

買換えでは売却価格より先に安全な購入上限を決める
自宅を売って新居を買う場合、現在の家が高く売れる前提で購入上限を決めると資金計画が不安定になります。住宅ローン残高、売却諸費用、引越し費用、購入諸費用を差し引いた手取りを保守的に見積もり、先行購入か先行売却かを決めます。瑞穂区では戸建価格の幅が大きいため、売却査定も一つの金額ではなく複数シナリオを持つ方が安全です。家デパ知立店では売却と購入を同じ資金表で整理できます。
FAQ|瑞穂区の戸建で新築中古を比較するときの疑問
新築と中古は、価格だけでなく土地、建物状態、保証、修繕、住宅ローンまで比較項目が異なります。2025年の瑞穂区では両者の平均が近く見える資料もあり、数字だけではかえって迷いやすい市場でした。よくある疑問を実務の順番で整理します。
中古の平均価格が新築より高いなら中古の方が高い市場ですか
そうとは言えません。不動産情報ライブラリでは中古平均7,296.7万円が新築5,906.5万円を上回りますが、中古の最高価格は中山町5億1,000万円です。中央値は中古4,850万円、新築5,000万円で差は小さくなります。レインズでも中古は高額事例を含み、平均と中央値が離れています。一般的な購入判断では中央値、価格帯、土地面積を合わせて見て、対象物件が高額中古のグループなのか通常の実需帯なのかを分けてください。
築20年以上の戸建は建物価値をゼロと考えるべきですか
築年だけで一律にゼロとは判断できません。構造、施工、維持管理、リフォーム履歴、耐震性、設備状態によって利用価値は変わります。買主がそのまま住める建物なら、解体前提の土地とは評価方法が異なります。売却では建物の状態を客観的に示せる資料があると価格の説明に役立ちます。購入では建物価値を過大評価しない一方、使える建物をすべて無価値と決めつけず、今後必要な修繕費と残存利用期間を見て判断してください。
2026年に新築を買うなら金利が下がるまで待つべきですか
金利だけを待つと、希望エリアの供給や販売価格が同じとは限りません。新築は土地の供給、建築コスト、販売会社の在庫によって価格が動きます。現在の返済額で無理がなく、金利上昇ケースでも家計が維持できるなら、物件条件を優先する選択もあります。反対に、借入上限ぎりぎりでなければ成立しない場合は、価格帯を下げるか中古を含めて検討した方が安全です。タイミングより返済余力を数値で確認することが先です。
中古戸建を売る前にリフォームした方が高く売れますか
大規模リフォームが必ず売却価格へ同額以上反映されるとは限りません。買主が自分の好みに改装したい場合、売主の工事が評価されないこともあります。まず清掃、不具合修理、外観の手入れなど費用対効果が高い部分を整え、必要なら複数の販売方法を比較します。建物状態が悪く融資や居住に支障がある場合は工事が有効ですが、先に仲介会社へ相談し、現状販売・部分修繕・リフォーム後販売の手取り差を試算するのが合理的です。
図10 リフォーム工事を強くすすめる不動産会社の思惑

リフォームを勧める業者はやめた方が良い⇒リフォーム頼みの不動産仲介業者が倒産危機!不動産買う前に読んで!
松屋不動産販売株式会社 代表取締役 佐伯慶智からのアドバイス
瑞穂区の戸建は、新築・中古というラベルだけでは価格を説明できません。中古でも土地が強ければ高額になり、新築でも敷地や仕様によって価格差があります。現場では「土地はいくら、建物はいくら、直すならいくら」と分けて考えると、売る方も買う方も納得できる判断へ近づきます。
売却前に土地価値と建物価値を二つの査定軸で確認する
中古戸建の査定では、建物の築年だけで価格を決めず、土地だけならどの程度の評価になるかを先に確認します。そのうえで建物の維持状態、間取り、設備、改修履歴を加えます。土地価値が高い物件なら、建物を利用する買主だけでなく建替え希望者も対象になり得ます。反対に建物価値が高い築浅住宅では、土地価格だけで売ると魅力を捨てることになります。二つの価値を見える化することが販売先を広げる第一歩です。 査定書を見るときは土地と建物を一つの総額だけで受け取らず、土地評価の根拠になった成約、建物に付けた価値、想定する修繕・解体の考え方を確認してください。説明が分かれていれば、売出し後に買主から値引き理由を示されたときも、どこまで応じるべきかを判断しやすくなります。
購入時は新築中古の差額を10年分の費用へ置き換える
新築が中古より1,000万円高い場合、その差を単に「高い・安い」で終わらせず、中古で今後10年に必要な修繕、設備交換、断熱改修などへ置き換えて考えます。反対に中古が高額でも、土地が広く将来の建替え価値が高いなら、長期では合理的な場合があります。購入価格、修繕費、ローン利息、将来の土地価値まで並べると、自分に合う選択が見えてきます。迷う場合は、同じ予算帯の新築と中古を同日に比較すると違いを実感しやすくなります。
建物状態は売主の説明だけでなく現物と資料で確認する
中古住宅の安心感を高めるには、口頭説明だけでなく、修繕履歴、図面、保証書、点検記録などを揃えることが有効です。買主は必要に応じて建物状況調査や専門業者の確認を利用し、見えない不安を具体的な修繕項目へ変えます。売主は不具合を隠すのではなく、把握している事実を正確に伝える方が契約後のトラブルを防げます。情報が整理されている物件は、買主が資金計画を立てやすく、価格交渉も理由のある範囲に収まりやすくなります。 インスペクションを行う場合も、結果を「劣化の有無」だけで判断するのではなく、指摘事項の緊急度と費用を確認してください。売主は直せる軽微な不具合を販売前に整える選択ができ、買主は大きな補修が必要な項目だけを予算へ反映できます。状態を数字に置き換えると、新築との差額を感覚ではなく費用で比べられます。
高く売ることと長く売ることを混同しない販売戦略を組む
売出価格を高く設定すれば、高く成約するとは限りません。最初の反響が多い時期に市場から外れた価格を置くと、販売期間が長くなり、後の値下げ幅が大きくなることがあります。家デパ知立店では、近い成約だけでなく現在の競合、新築在庫、買主のローン負担まで確認し、価格と販売期間のバランスを考えます。購入相談でも新築・中古を一方へ誘導せず、修繕費と資金計画を含めて比較できるように整理します。

まとめ|瑞穂区戸建は新築中古の価格差より土地と将来負担を見極める
2025年は新築が実需価格帯へまとまり、中古は高額物件を含む広い市場となりました。2026年は建築費と金利が新築価格・借入可能額へ影響し、中古では修繕負担の見える化がより重視されます。平均価格ではなく中央値、土地面積、建物状態を分けて読むことが、売却・購入の判断を安定させます。
新築中央値約5,000万円、中古中央値4,100万~4,850万円が一つの基準
二つの資料を見ると、新築中央値は5,000万円前後で近く、中古は4,100万~4,850万円でした。この差は新築と中古を比較する入口として使えますが、中古の土地価値や修繕費を反映すると個別差は大きくなります。2026年も新築・中古を平均値だけで比べず、同じ総予算で何を得られるかを具体的に確認してください。売主は自宅の強みが土地なのか建物なのかを明確にし、その価値を求める買主へ届く販売方法を選ぶことが大切です。 特に高額中古は別枠で評価してください。
2026年は価格より「購入後まで払える総額」が物件選びを決める
住宅ローン金利が上がると同じ月返済で借りられる額は減り、建築・修繕コストが高い環境では購入後の余力も重要になります。新築なら追加工事、中古なら修繕・設備交換を購入前に見積もり、引越し後の現金を残してください。売主側も、買主が価格と月返済を同時に見ていることを理解すると、反響が取れる売出価格を考えやすくなります。値段だけで勝負するのではなく、将来費用を説明できる物件ほど安心して選ばれやすくなります。 さらに固定資産税や火災保険など毎年発生する費用も加えると、購入後の家計をより現実的に確認できます。新築と中古のどちらを選んでも、毎月の返済だけで判断せず、年間で残る余力を見てください。
瑞穂区の戸建売却・購入・買換えは家デパ知立店へ相談する
戸建は土地と建物が一体だからこそ、査定も購入判断も一つの数字では足りません。売却では手取りと販売期間、購入では住宅ローンと修繕費、買換えでは二つの取引時期まで整理する必要があります。瑞穂区の売却査定から新築・中古の物件選び、住宅ローン、買換えまで、家デパ知立店で資金の流れを通して相談できます。まだ売るか買うか決め切れていない段階でも、現在の価格と安全な予算を知ることが次の判断を早くします。 売却と購入を別々の会社へ相談すると、売却手取りと購入予算の前提がずれることがあります。買換えでは、残債、諸費用、仮住まいの有無、引渡し時期まで一つの資金表に置き、どの順番なら資金不足が起きないかを確認してから動くことをおすすめします。





