名古屋市守山区マンション売買市・・・

コラム

マンション購入売却

名古屋市守山区マンション売買市場2026年予測高額成約と二層相場

名古屋市守山区マンション売買市場2026年予測高額成約と二層相場

『プラセシオン小幡ガーデンに住みたいけど、いくら位するんだろう?』

『守山区のマンションを売ろうか迷っているが、今すぐ売るのが良いのか、もう少し先が良いのか?』

 

名古屋市守山区のマンション市場は、1,500万円台から2,000万円台を中心とする実需市場ですが、同じ70~80㎡台でも成約価格は数百万円から4,000万円台まで大きく分かれます。2025年のレインズ130件は平均1,634.8万円、中央値1,610万円でした。不動産情報ライブラリ187件も平均1,631.6万円、中央値1,600万円で中心水準は非常に近い一方、小幡4丁目のプラセシオン小幡ガーデンは4,580万円で成約し、上値を形成しました。2026年はローン返済額だけでなく、管理費・修繕積立金や将来の大規模修繕まで含めた負担を比較することが、購入にも売却にも重要になります。

 

注意事項

本記事における第1四半期(Q1)等の表現は不動産情報ライブラリの表現にあわせています。

第1四半期(Q1)…1月~3月

第2四半期(Q2)…4月~6月

第3四半期(Q3)…7月~9月

第4四半期(Q4)…10月~12月

※一般的な年度(4月スタート)における四半期の表現とは異なりますのでご注意ください。

 

監修者

監修者

松屋不動産販売株式会社

代表取締役 佐伯 慶智

住宅・不動産業界での豊富な経験を活かし、令和2年10月より松屋不動産販売株式会社にて活躍中。それ以前は、ナショナル住宅産業(現:パナソニックホームズ)で8年間、住友不動産販売で17年間(営業10年、管理職7年)従事。

 

目次

2025年の守山区マンション市場は1,500万円台から2,000万円台が中心

2025年の守山区マンション市場は、二つのデータで平均価格と中央値がほぼ同じ水準になりました。これは高額物件だけが市場を支配しているのではなく、1,000万円台後半から2,000万円台の実需成約が厚いことを示します。一方で500万円未満の築古物件も多く、小幡では4,000万円台の成約もあるため、区平均より物件ごとの条件差を重視する必要があります。

 

レインズと不動産情報ライブラリの平均と中央値は近い水準にある

レインズは平均1,634.8万円、中央値1,610.0万円でした。不動産情報ライブラリは平均1,631.6万円、中央値1,600.0万円で、差はわずかです。収録件数は130件と187件で異なりますが、中心水準がこれだけ近いことは守山区の中古マンション相場を読むうえで有力な手掛かりで、高額物件だけでなく1,500万円台前後の実需層が厚い市場と捉えられます。ただし同一棟では築年、階数、向き、室内状態で差が出るため、この数字を個別査定へ直接当てはめることはできません。二つの資料で収録範囲が違っても近い水準が出ている以上、これは一時的な偏りではなく、守山区の実勢として受け止めてよい数字といえます。売却査定でも購入予算の検討でも、この中心水準をまず一つの基準として持っておくと、その後の個別比較がしやすくなります。

マンション外観写真

 

小幡の高額成約と500万円未満の築古物件が同じ市場に併存する

レインズの年間最高は小幡4丁目のプラセシオン小幡ガーデン4,580万円、不動産情報ライブラリの最高も小幡4,600万円です。一方、レインズでは70万円、不動産情報ライブラリでも130万円の低価格成約があり、500万円未満に絞ってもレインズ24件、不動産情報ライブラリ28件と一定数存在します。築浅・管理良好・駅利便性のある物件と、築古団地型の物件が同じ区内で取引されるため、平均価格だけでは個別物件の価値を説明できず、区平均だけで査定や購入判断を行うのは適切ではありません。上限と下限の両方を押さえたうえで、自分の物件がどの位置にあるかを見極めることが実務上の出発点になります。価格帯の幅を知らないまま査定や購入予算を決めると、実勢からずれた判断につながりかねません。

 

 

レインズ130件で見るマンション名まで含む成約実態

レインズ130件ではマンション名まで確認でき、四半期ごとの高額成約が市場の上値を具体的に示します。Q1とQ3はプラセシオン小幡ガーデン、Q2はライオンズ守山マークヒルズ、Q4はプラウド小幡が最高でした。価格帯は1,500万~2,999万円が中心で、専有面積70~79㎡に成約が集中しています。

 

四半期最高はプラセシオン小幡ガーデンとプラウド小幡が形成した

Q1最高は小幡4丁目のプラセシオン小幡ガーデン4,580万円、Q2は西島町のライオンズ守山マークヒルズ3,480万円、Q3は再びプラセシオン小幡ガーデン3,750万円、Q4は小幡1丁目のプラウド小幡4,200万円です。高額成約は小幡周辺に目立ちますが、四半期中央値は1,450万~1,700万円にとどまり、これを守山区全体の標準価格と見るべきではありません。築年や立地、ブランド、住戸条件が上値を作っているため、一般的な成約帯とは分けて読む必要があります。四半期ごとの最高価格だけを見て市場全体の値上がりを判断するのは早計です。

 

表1 レインズにおける2025年名古屋市守山区【マンション】四半期別成約データ

期間

取引件数

平均成約価格

成約価格中央値

平均専有面積

最高成約価格

最高価格マンション名

最高価格の町名

2025年Q1

26件

1,725.7万円

1,680.0万円

77.44㎡

4,580.0万円

プラセシオン小幡ガーデン

小幡4丁目

2025年Q2

35件

1,529.9万円

1,450.0万円

72.96㎡

3,480.0万円

ライオンズ守山マークヒルズ

西島町

2025年Q3

43件

1,663.3万円

1,650.0万円

77.18㎡

3,750.0万円

プラセシオン小幡ガーデン

小幡4丁目

2025年Q4

26件

1,638.0万円

1,700.0万円

72.20㎡

4,200.0万円

プラウド小幡

小幡1丁目

2025年合計

130件

1,634.8万円

1,610.0万円

75.10㎡

4,580.0万円

プラセシオン小幡ガーデン

小幡4丁目

出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より守山区のマンション取引情報を抽出・集計

 

1,500万~2,999万円に56件が集まり実需の中心になる

価格帯では2,000万~2,999万円が30件で最多、1,500万~1,999万円が26件で、両帯で56件、全体の約43%を占めます。1,000万~1,499万円の20件も含めると1,000万~2,999万円で市場の過半を占め、一方で500万円未満も24件あり、築古団地型の成約が一定数あります。3,000万~4,999万円は13件にとどまり、高額帯は市場の上値を示す重要事例ではあるものの主流ではないため、売主は3,000万円を超えるほど築浅・駅近・管理状態などの裏付けが必要になり、売却査定は同じ価格帯の競合と同一棟成約を優先すべきです。この価格帯の厚みを踏まえると、査定・購入いずれの場面でも中心帯からの距離を意識した比較が有効です。中心帯から離れるほど、その理由を具体的に説明できるかどうかが成約の分かれ目になります。

 

表2 レインズにおける2025年名古屋市守山区【マンション】価格帯別取引件数

価格帯

取引件数

500万円未満

24件

500万~999万円

17件

1,000万~1,499万円

20件

1,500万~1,999万円

26件

2,000万~2,999万円

30件

3,000万~4,999万円

13件

5,000万~7,499万円

0件

7,500万~9,999万円

0件

1億~1億4,999万円

0件

1億5,000万~1億9,999万円

0件

2億~2億9,999万円

0件

3億円以上

0件

合計

130件

出典:REINS(不動産流通機構会員専用の情報交換サービスサイト)より守山区のマンション取引情報を抽出・集計

 

専有面積70~79㎡が67件でファミリー住戸が市場の軸になる

専有面積は70~79㎡が67件で最多、80~89㎡が22件、60~69㎡が18件で、この3帯合わせて107件と過半を占めます。70㎡台を中心とする3LDK前後のファミリー住戸が守山区の市場を支えていますが、同じ75㎡でも築年や管理、駅距離、階数で価格は大きく異なります。面積は相場を絞り込む最初の条件にすぎず、それだけで価格を決めるのではなく、階数、向き、築年、駅距離、管理状態を重ねて同一棟・同系統住戸へ比較を近づける必要があります。面積帯の分布を把握したうえで、同じ帯の中でどの条件が価格を左右しているかを個別に確認する姿勢が欠かせません。

 

表3 レインズにおける2025年名古屋市守山区【マンション】専有面積帯別取引件数

専有面積帯

取引件数

50㎡未満

1件

50~59㎡

12件

60~69㎡

18件

70~79㎡

67件

80~89㎡

22件

90~99㎡

9件

100㎡以上

1件

合計

130件

出典:中部圏不動産流通機構(レインズ)

 

 

不動産情報ライブラリ187件と分布図から価格の厚みを読む

不動産情報ライブラリでは187件で、価格帯と面積帯の厚みをより広く確認できます。1,500万~2,999万円に86件、70~89㎡に131件が集中し、レインズと同様にファミリー向け中古マンションが市場の中心です。四半期平均は1,400万~1,700万円台で推移し、高額成約があっても年間中央値は1,600万円に収まりました。

 

小幡4,600万円を上限に四半期ごとの最高価格が変化した

不動産情報ライブラリでは、Q1は小幡4,600万円、Q2は小幡・西島町3,500万円、Q3は小幡3,800万円、Q4も小幡4,200万円が四半期最高でした。年間を通じて小幡が高額成約の町名として繰り返し現れましたが、年間中央値は1,600万円であり、小幡の上位事例を守山区全体の標準価格として扱うべきではありません。同じ小幡でも築古の低価格物件は存在するため、町名だけで価格を決めず、マンションの築年、管理状態、駅距離、住戸条件まで分けて評価する必要があります。小幡という町名だけを手掛かりに価格を判断せず、個別マンションの実情まで確認する視点が欠かせません。

 

表4 不動産情報ライブラリにおける2025年名古屋市守山区【マンション】四半期別成約データ

期間

取引件数

平均成約価格

成約価格中央値

平均専有面積

最高成約価格

最高価格の町名

2025年Q1

46件

1,759.6万円

1,650.0万円

76.52㎡

4,600.0万円

小幡

2025年Q2

46件

1,417.4万円

1,400.0万円

74.13㎡

3,500.0万円

小幡、西島町

2025年Q3

63件

1,696.5万円

1,700.0万円

76.03㎡

3,800.0万円

小幡

2025年Q4

32件

1,627.5万円

1,700.0万円

72.97㎡

4,200.0万円

小幡

2025年合計

187件

1,631.6万円

1,600.0万円

75.16㎡

4,600.0万円

小幡

出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより守山区のマンション取引情報を抽出・集計

不動産情報ライブラリの活用についてはコチラ⇒不動産購入前必見!不動産情報ライブラリの上手な活用法

 

※不動産情報ライブラリの成約データは物件の特定がされないように、マンション名は伏せられています。また、金額についても近似値(例:5,380万円なら5,400万円など)になっておりますのでご注意ください。

 

1,500万~1,999万円44件と2,000万~2,999万円42件が厚い

価格帯は1,500万~1,999万円44件、2,000万~2,999万円42件が中心で、187件中86件がこの範囲に入ります。500万円未満28件、500万~999万円30件もあり、1,000万円未満が58件と約31%を占め、低価格帯のストックが相当数流通していることも特徴です。低価格帯と2,000万円前後の実需、高額帯が同時に存在するため、区平均1,631.6万円は「標準的な1戸の価格」を意味せず、査定や購入では平均価格よりも価格情報区分と近い条件の事例、築年帯とマンション名を揃えた比較が実務に向きます。価格帯の厚みが分散している以上、査定でも購入でも「区の平均」より「自分の価格帯」を起点に考える方が現実的です。同じ価格帯の中でどの条件が評価されているかを見ることが、実勢を読む近道になります。

 

表5 不動産情報ライブラリにおける2025年名古屋市守山区【マンション】価格帯別取引件数

価格帯

取引件数

500万円未満

28件

500万~999万円

30件

1,000万~1,499万円

24件

1,500万~1,999万円

44件

2,000万~2,999万円

42件

3,000万~3,999万円

17件

4,000万~4,999万円

2件

5,000万~5,999万円

0件

6,000万~6,999万円

0件

7,000万~7,999万円

0件

8,000万~9,999万円

0件

1億円以上

0件

合計

187件

出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより守山区のマンション取引情報を抽出・集計

 

70~89㎡が131件で専有面積の中心が明確

専有面積70~79㎡が69件、80~89㎡が62件で、この二帯だけで131件、約70%を占めます。面積帯がここまで集中しても価格分布が広いのは、面積以外の条件が大きく効くためで、70~80㎡台という条件だけでは査定精度は上がりません。管理費・修繕積立金が高い住戸、駅から離れる物件、築年の古い団地型などは、築年、駅距離、管理、大規模修繕、階数、向きを確認しないまま「80㎡だから高い」と判断できないほど、同じ広さでも購入者が許容する価格が変わります。売主は住戸条件を具体化し、買主は同じ面積帯の中で何に価格差があるかを見る必要があります。面積という入口条件だけで価格を語らない姿勢が、査定・購入双方に求められます。専有面積はあくまで比較の入口であり、最終的な判断材料にはならないと考えておくと安心です。

 

表6 不動産情報ライブラリにおける2025年名古屋市守山区【マンション】専有面積帯別取引件数

専有面積帯

取引件数

50㎡未満

0件

50~59㎡

10件

60~69㎡

29件

70~79㎡

69件

80~89㎡

62件

90~99㎡

15件

100㎡以上

2件

合計

187件

出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより守山区のマンション取引情報を抽出・集計

 

不動産取引価格情報と成約価格情報で平均差は小さい

価格情報区分は不動産取引価格情報55件が平均1,607.1万円、成約価格情報132件が平均1,641.7万円で、差は約35万円です。中央値は1,700万円と1,600万円で平均とは逆転していますが、情報区分が異なっても大きな水準差がないため、2025年の中心価格が1,600万円前後である見方を補強します。二つの区分を混同して個別取引の出所を断定するのではなく、市場全体の水準を確認するための一つの材料として使うのが適切です。情報区分ごとの細かな差にこだわるより、両区分がおおむね同じ水準を示している事実を市場理解の土台とするのが実務的です。

 

表7 不動産情報ライブラリにおける2025年名古屋市守山区【マンション】価格情報区分別件数

価格情報区分

取引件数

平均成約価格

成約価格中央値

不動産取引価格情報

55件

1,607.1万円

1,700.0万円

成約価格情報

132件

1,641.7万円

1,600.0万円

合計

187件

1,631.6万円

1,600.0万円

出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより守山区のマンション取引情報を抽出・集計

 

分布図は70~80㎡台に幅広い価格が重なることを示す

分布図は70~80㎡台に成約が密集しながら、価格は数百万円から4,000万円台まで縦に広がっています。専有面積と価格が単純比例していないことが一目で分かります。90㎡台でも500万円前後の成約があり、80㎡台で4,000万円を超える成約もあります。守山区のマンション価格は面積だけでなく、築年・管理・立地・物件グレードの差が大きい市場です。

 

図1 名古屋市守山区 マンション取引分布図(2025年)

名古屋市守山区マンション取引分布図

出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより守山区のマンション取引情報を抽出・集計

 

 

過去5年間は件数を維持しながら2025年の中央値が1,600万円へ下がった

過去5年間の件数は158~194件で推移し、2025年も187件と流通量は安定しています。平均価格は1,600万~1,700万円台、中央値は1,600万~1,800万円台で大きく崩れていません。ただし2025年は中央値が1,600万円へ低下する一方、最高価格は4,600万円へ上昇しました。低価格帯と高額帯の両方が動いた結果、価格の幅が広がった年と読めます。

 

181件から187件で流通量は安定し最高価格だけが切り上がった

2021年181件、2022年158件、2023年172件、2024年194件、2025年187件で、市場規模は安定しています。平均専有面積も74~76㎡台で大きく変わらず、平均価格も1,600万~1,700万円台で推移してきましたが、最高価格は3,400万円から4,600万円へ切り上がりました。市場全体が一様に値上がりしたというより、中心的な住戸規模と実需の中心は大きく変わらず、高額な築浅・好条件物件が上値を伸ばす一方、築古の低価格物件も流通する二層構造が強まっていると読む方が自然です。件数の安定と価格の二層化が同時に進んでいる点は、2026年の需給を読むうえでも重要な手掛かりです。流通量そのものより、どの層の物件が動きやすいかを見極める視点が今後も重要になります。

 

表8 不動産情報ライブラリにおける過去5年間の名古屋市守山区【マンション】成約データ

取引件数

平均専有面積

平均成約価格

成約価格中央値

最高成約価格

2021年

181件

75.47㎡

1,652.5万円

1,700.0万円

3,400.0万円

2022年

158件

74.72㎡

1,721.6万円

1,700.0万円

3,800.0万円

2023年

172件

74.42㎡

1,701.0万円

1,750.0万円

4,100.0万円

2024年

194件

76.01㎡

1,755.6万円

1,800.0万円

4,200.0万円

2025年

187件

75.16㎡

1,631.6万円

1,600.0万円

4,600.0万円

出典:国土交通省>不動産情報ライブラリより守山区のマンション取引情報を抽出・集計

 

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金利と管理修繕負担が2026年のマンション選びを左右する

2026年のマンション選びでは、借入金利の変化と毎月の管理関連費、駐車場利用料、将来の共用部修繕を一つの家計負担として捉える必要があります。政策金利1.0%程度への利上げ、短期プライムレート2.375%という環境では、物件価格が1,500万円台でも長期借入の金利差が家計へ効きます。さらに建築費の高止まりは共用部工事の見積りにも影響しやすく、管理状態が価格差を生む要因になります。

 

図2 マンション購入に影響する主な要因

金利と修繕工事費の上昇でマンションは月額負担の比較が一段厳しくなる

 

政策金利1.0%程度では住宅ローンと管理費等を合算する

マンション購入後は、住宅ローン返済とは別に管理費と修繕積立金等の支払いが続きます。特に、築年数が進んだ物件では積立金改定の可能性もあるため、購入可能額はローン単体の月額から決めるべきではありません。日本銀行の政策金利が住宅ローン金利へ直接置き換わるわけではないものの、短期金利の上昇局面では変動型商品の基準金利や優遇条件を点検する必要があります。購入申込みの前に、今の返済額だけで家計を判断せず、金利が上振れしたケースと将来の管理費増額ケースを置いても、生活費に余裕が残るかを確認してください。管理関連費は物件によって差が大きいため、契約前に必ず最新の金額を確認することをおすすめします。管理組合の総会資料に目を通しておくと、将来の負担増の予兆を早めにつかめます。

 

図3 政策金利1.0%程度と住宅取得への影響

政策金利1.0%程度の環境

出典:日本銀行「金融市場調節方針の変更について」

 

図4 短期プライムレート等の推移

長期プライムレート・短期プライムレート

出典:日本銀行>長・短期プライムレート(主要行)の推移 2001年以降

出典:住宅金融支援機構>借入金利の推移

 

短期プライムレート2.375%で変動金利の基準を確認する

2026年8月3日から、主要行の短期プライムレートは2.375%となっています。変動型住宅ローンには短期プライムレートを基準金利の見直しに用いる商品があるため、今後の適用方法を確認しておく必要があります。守山区の中古マンションは1,000万~2,000万円台が厚く、戸建より借入額を抑えやすい反面、管理費や修繕積立金が毎月発生します。ローン返済だけの比較ではなく、住み続けるための固定支出を合算してください。

 

図5 主な短期プライムレートの推移と政策金利・住宅ローン金利との関係図

金利と修繕費の上昇は2026年のマンション総支出月額を押し上げる

出典:日本銀行>長・短期プライムレート(主要行)の推移 2001年以降より一部抜粋

 

2,500万円借入の月額差は管理費一月分に近いこともある

2,500万円を30年返済する単純試算では年0.4%と1.4%で月約1.14万円の差です。守山区の中古マンションでは、この金額が管理費や修繕積立金の一部に相当するケースもあり、月額合計が3万円ならローン金利の上昇分と合わせて住居費が一段重くなります。金利上昇は物件価格の選択だけでなく、管理状態の良い物件へ払える余力を削るため、ローン条件と管理費を別々に見ると家計の実態を見誤ります。売主も買主の毎月負担を意識し、価格だけでなく管理費等を含む総月額を説明できる状態にすることが大切です。わずかな金利差でも管理費と合わせれば無視できない負担になり得ます。

 

図6 住宅ローン2,500万円借入時の返済額比較

2,500万円の借入は金利差で月返済が1万円以上変わる試算

住宅ローンでお悩みの方はコチラ⇒銀行が教えない「住宅ローン変動金利型」の真実!驚愕の5年後返済額

 

月10万円返済の借入可能額低下は購入価格帯を一段下げる

毎月10万円を35年返す条件では、金利0.4%から1.4%で借入可能元金が約600万円縮みます。守山区のマンション価格帯では、600万円は1,000万円台と2,000万円台を分ける大きな差です。買主は価格帯を一段下げるだけでなく、管理費の低い物件を選ぶ、自己資金を増やすなど複数の調整方法を考える必要があります。

 

図7 毎月返済10万円とした場合の借入可能額比較

毎月10万円の返済上限なら金利上昇で借入可能額が縮む

ローン電卓が無くても計算出来る⇒誰でもできる!住宅ローン借入可能額の簡単な計算法を紹介します

 

5年ルール・125%ルールがあっても毎月の住居費は上がり得る

「変動金利でも5年ルールや125%ルールがあるなら、金利が上がっても急に返済が苦しくなることはないのでは?」と思う方もいるでしょう。5年ルールを採用する住宅ローンでは、金利が上昇しても毎月の返済額を原則5年間据え置き、125%ルールがある場合は、その後の返済額を見直す際も直前の返済額の125%以内に抑える仕組みがあります。

 

ただし、これは金利上昇による負担そのものをなくす制度ではありません。 添付図のように、返済額が変わらない間でも金利が上昇すれば、毎月返済額のうち利息が占める割合が増え、元金の減り方が遅くなります。金利上昇が大きい場合には、商品によっては毎月返済額で利息を払い切れず、未払い利息が生じることもあります。また、5年ルール・125%ルールを採用していない金融機関や住宅ローン商品もあるため、自分の契約条件を確認する必要があります。

 

さらにマンションでは、住宅ローンとは別に管理費・修繕積立金・駐車場代・固定資産税がかかります。例えば現在「住宅ローン10万円+管理費・修繕積立金3万円」で月13万円だったとしても、将来ローン返済額が見直され、同じ時期に修繕積立金も増額されれば、住居費全体は一段上がります。125%ルールが住宅ローン返済額の急増を抑えても、管理費や修繕積立金の値上げまで抑えてくれるわけではありません。

 

守山区でマンションを購入するときは、現在の月額負担だけで「払える」と判断せず、金利上昇後の返済額と将来の修繕積立金を同時に試算することが大切です。特に長く住む予定なら、長期修繕計画に将来の積立金改定が予定されていないかまで確認し、住宅ローンと維持費を合わせた住居費に余裕を持たせておくことが、2026年のマンション選びでは欠かせません。

 

図8 金利が上がり続けると『未払い利息』が発生するかも・・・

未払い利息とは

5年ルール・125%ルールについてはコチラ⇒住宅ローン元金均等返済には5年・125%ルール適用されないって本当?

 

建築資材や人件費の高騰は大規模修繕の工事費にも関係する

建設工事費デフレーターは、2026年5月の建築総合が126.4です。基準は2020年度平均100であり、建築工事の価格環境が基準年度より高い状態にあることを読み取れますが、この指数を使って各マンションの大規模修繕費が26.4%増えたと計算することはできません。外壁、防水、給排水、エレベーターなど共用部工事は各住戸の所有者が個別に先送りできず、工事単価が上がれば同じ修繕計画でも積立金不足が表面化することがあります。購入前には長期修繕計画の工事予定額と見直し時期だけでなく、積立金残高、借入れや一時金の予定まで確認すると将来負担を読みやすくなります。指数の数字を鵜呑みにせず、実際の管理組合が抱える資金状況まで確認する姿勢が欠かせません。数字上の指標と実際の資金繰りには差が生じることも珍しくありません。

 

図9 建築資材や人件費の上昇を考えるための参考図

建築資材や人件費が高い環境が続く

出典:国土交通省「建設工事費デフレーター」。2020年度基準、2026年5月分は建築総合126.4・住宅総合127.1。

 

図10 建設工事費デフレーター2026年5月の指数水準

建築資材と労務費の上昇は大規模修繕の工事単価にも関係する

出典:国土交通省>統計表月次(Excel形式)(令和8年7月31日付け)より一部抜粋

※2020年比で約25%も住宅の建設工事費は上がっています。近年においても、ウッドショックに始まり、半導体不足による住設機器の相次ぐ値上げ、職人不足による人件費の高騰、円高による輸入部材の高騰、更に今年に入って、エネルギー価格の上昇、ナフサショック等、住宅価格を押し上げる要因は多数存在します。

ナフサショックとは何か?⇒中東情勢と【ナフサショック】で読む住宅価格上昇時代の売買判断基準

 

マンション購入は物件価格だけでなく管理条件を比較する

マンションを購入するときは、売出価格の安さだけで判断してはいけません。管理費、修繕積立金、駐車場代といった毎月の負担に加え、共用部分の清掃状態、修繕履歴、長期修繕計画、管理組合の運営状況まで確認して、初めてそのマンションの「本当の買いやすさ」が見えてきます。守山区では築年数の古い低価格帯の物件から築浅の高価格帯まで幅広く成約しているため、購入価格が安いことと、長く安心して住めることは必ずしも同じではありません。

 

特に注意したいのが、管理の良し悪しは将来の資産価値にも影響し得るという点です。日常的な清掃や点検が行き届き、必要な修繕が計画的に実施されているマンションは、建物の劣化を抑えやすく、将来売却するときにも買主へ説明しやすくなります。一方で、修繕積立金が不足している、長期修繕計画が実態に合っていない、必要な工事が先送りされているといった状態では、将来の一時金徴収や積立金の大幅な引き上げにつながることがあります。

 

これは単に「毎月いくら払うか」という問題ではありません。中古マンションを探す買主は、同じような築年数・広さ・価格であれば、管理状態が良く、将来の修繕計画が見えやすいマンションを選びやすくなります。 その差が積み重なれば、10年、20年後に同じ築年数でも売りやすさや価格の維持力に差が出ることがあります。「マンションは管理を買え」という言葉は、まさに建物そのものだけでなく、その価値を維持していく仕組みまで見て購入するという意味です。

 

守山区でマンションを比較する際は、物件価格と室内のきれいさだけでなく、管理費・修繕積立金の水準、積立残高、長期修繕計画、大規模修繕の実施履歴、管理組合の運営状況まで確認してください。購入時に数百万円安くても、将来の負担が大きければ総支出では逆転することがあります。反対に、適切に管理されているマンションは、住みやすさだけでなく、将来売却するときの資産価値を守るうえでも重要な判断材料になります。

 

図11 中古マンションは住戸だけでなく管理状態まで確認する

買主は価格と管理のどちらか一方ではなく両方の納得感で選んでください

マンションは管理状態の確認が大事です⇒中古マンション購入の格言『マンションは管理を買え!』の意味を知る

 

修繕積立金は現在額より将来の不足リスクを確認する

修繕積立金は現在の月額が低いほど良いわけではありません。積立残高が不足していれば、将来の増額や一時金が必要になる可能性があります。売主は管理組合の資料を準備し、買主は総会議事録や長期修繕計画から今後の工事と資金計画を確認してください。管理状態の透明性は中古マンションの売りやすさにもつながります。 月額が低いこと自体を長所と決めつけてはいけません。必要な工事に対して積立額が不足していれば、将来の増額や一時金で帳尻を合わせる可能性があります。総会議事録や収支計算書から滞納状況も確認し、現在の負担が適正なのか、単に先送りされているのかを見分けることが重要です。

 

図12 修繕積立金で確認したい項目

修繕積立金は「今の金額」だけで見ない

出典:松屋不動産販売株式会社 作成資料

 

長期修繕計画は工事項目と資金計画をセットで読む

長期修繕計画では、外壁、防水、給排水、エレベーターなどの工事項目だけでなく、実施時期と概算工事費、積立残高との関係、その費用を積立金で賄える設計になっているかを確認します。計画が古い場合は現在の工事単価を十分反映していない可能性があるため、直近の見直し時期や大規模修繕の実施履歴まで確認すると、将来負担をより現実的に把握できます。購入候補の比較では、次回大規模修繕までの年数と資金不足の有無を並べると、価格差の意味が分かりやすくなります。書類上の数字だけでなく、実際の工事履歴と照らし合わせて確認することも大切です。

 

図13 長期修繕計画で確認したいポイント

長期修繕計画で確認したい4つのポイント

出典:松屋不動産販売株式会社 作成資料

 

段階増額積立方式では将来の月額上昇を家計へ入れる

段階増額積立方式では、販売当初や現在の積立額が抑えられ、将来の一定時期に増額する計画が組まれることがあります。現在の月額だけで家計を組むと、数年後の負担増が想定外になりかねません。増額時期と予定額を確認し、住宅ローンの金利上昇と重なった場合でも無理がないかを見てください。 段階増額積立方式は当初の月額を抑えられる反面、将来の増額を前提とします。購入時に現在額だけで資金計画を作ると、数年後の負担増に対応できないことがあります。予定される改定時期と増額幅を管理資料で確認し、住宅ローン返済が増えるケースと同時に重ねても家計が耐えられるかを試算してください。

 

図14 段階増額積立方式における修繕積立金の引上げ幅

段階増額積立方式は購入時の月額より将来の増額予定まで資金計画へ入れる

出典:国土交通省>段階増額積立方式における適切な引上げの考え方についてより一部抜粋

修繕積立金の上昇シナリオを教えます⇒マンション購入で後悔しない―修繕積立金の値上げとコスト増の見通し

 

 

2026年は1,500万~2,500万円台を軸に管理状態で選別が進む

2026年の守山区マンション市場は、1,500万~2,500万円台を中心に一定の流通が続く一方、管理状態と築年、立地による価格差が広がると見ます。金利上昇で買主の借入上限が抑えられ、管理費等を含む総月額が厳しく比較されます。築浅・駅利便性・管理良好な物件は高値を維持しやすく、築古でも管理の見通しが立つ物件は価格メリットで動く可能性があります。

 

中央値は1,500万~1,700万円程度を中心に想定する

2025年の中央値はレインズ1,610万円、不動産情報ライブラリ1,600万円でほぼ一致しています。2026年もこの中心が急に2,000万円台後半へ移る材料は乏しく、1,500万~1,700万円程度を軸に見るのが現実的です。ただし取引件数の多い1,500万~2,999万円帯では物件ごとの差が大きく、区全体の中央値がそのまま同一棟の査定額になるわけではなく、小幡の築浅物件や管理状態の良い住戸は区全体の中央値と切り離して評価されるでしょう。金利上昇が進めば高価格帯ほど買主の返済上限に影響が出やすくなります。区全体の水準はあくまで出発点であり、最終的な価格判断は同一棟の実例に立ち戻ることが欠かせません。区全体の数字にとらわれすぎず、個別の実例を積み重ねて判断することが確実です。

 

築浅小幡エリアの高額住戸は上値を支えるが市場全体とは分けて見る

小幡ではプラセシオン小幡ガーデン4,580万円、プラウド小幡4,200万円など高額成約が確認され、守山区にも4,000万円台の需要があることを示しています。これらは守山区の上値を示す重要な事例ですが、高値が成立するのはマンションの築年、駅利便、階数、向き、管理などがそろった築浅・ブランド・駅利便性などの条件を持つ個別物件です。2026年も小幡周辺の好条件住戸が高値を支える可能性はありますが、同じ町名だから高く売れると一般化せず、売却査定では同一棟の成約を最優先し、区最高価格との差を埋める根拠があるかを確認してください。高額成約の存在は市場の可能性を示す一方、それが自分の物件に当てはまるとは限りません。上限事例に引きずられず、自分の物件の条件を冷静に見極めることが大切です。

 

築古低価格物件は管理費修繕負担まで含めた総額で評価される

500万円未満の低価格物件は購入総額を抑えられる一方、築年数が古く、管理費や修繕積立金、設備更新、大規模修繕の負担を確認する必要があります。旧耐震かどうか、配管や窓、エレベーターの更新状況も確認が必要で、ローンを使わず購入できても、毎月費用が高い、将来一時金が必要になるなどのケースがあります。2026年は「安いから買う」より、10年間の保有コストと売却時の需要まで含めて比較し、管理を含めた総保有コストが読める物件を選ぶことが重要になります。取得価格の安さだけに目を奪われず、保有し続けるコストまで含めて総合的に判断する姿勢が重要です。

 

図15 新築戸建と中古戸建を購入後の総支出で比べる視点

新築と中古は「購入後の総支出』で比較

出典:住宅取得時・保有時の一般的な費用項目を踏まえて整理。

 

 

売却と購入では同一棟成約と管理情報を優先する

マンションの売却・購入では、区全体の平均価格より同一棟の成約と管理情報を優先します。同じマンションでも階数、向き、専有面積、室内状態で価格が変わり、同じ価格でも管理費等で月額負担が異なります。2026年は買主の資金計画が厳しくなるため、物件の価格根拠と管理の安心を具体的に示せるかが成約力を左右します。

 

売主はマンション名と階数向き室内状態で近い成約を探す

売主は同じマンションの直近成約を最優先し、階数、向き、専有面積、リフォーム状況が近い住戸へ比較を寄せます。低層階と高層階、南向きとその他の向き、リフォーム済みと未改装では価格差が出るため、同一棟の事例が少ない場合は同じ築年帯・専有面積の近隣マンションを補助材料に広げます。守山区の区平均1,600万円台だけで売出価格を決めると、築浅高額物件では安すぎ、築古物件では高すぎる可能性があり、区平均から価格を決めるより、マンション名まで分かるレインズ事例など買主が実際に比較する競合を基準にした方が販売期間を読みやすくなります。同一棟の実例が価格設定の最も説得力ある根拠になります。

 

買主は管理費修繕積立金駐車場をローンに重ねて判断する

買主は物件価格に住宅ローン、管理費、修繕積立金、駐車場、固定資産税を重ね、毎月の総負担を比較してください。物件価格が100万円安くても、管理関連費が月1万円高ければ長期では差が逆転することがあるため、駐車場の空きや利用料、積立金の増額予定や大規模修繕も含め、毎月と年間の双方で支出を比較する必要があります。守山区では同じ70~80㎡台でも価格差が大きいため、安い住戸の理由が築年なのか管理なのか、立地なのかを切り分け、住戸の価格と管理の質を切り離さず支払総額に対して納得できるかを判断するのが実務的です。将来売却するときに説明しやすい条件も意識してください。毎月の支払いを総額で捉える視点が、後悔のない選択につながります。

 

 

FAQ|守山区のマンション売買で2026年に迷いやすいこと

守山区のマンションは築古の低価格物件から小幡の高額物件まで幅広く、平均価格だけでは判断しにくい市場です。2026年は金利と管理負担が購入判断へ強く影響します。ここでは売却・購入で特に迷いやすい点を、2025年の成約構造に沿って整理します。

マンション内観写真

 

小幡の4,000万円台成約を自分のマンション査定に使えますか

そのまま使うべきではありません。プラセシオン小幡ガーデンやプラウド小幡の高額成約は重要な比較材料ですが、同一棟や築年、階数、向き、専有面積が近い場合に初めて査定への関連性が高まります。町名が同じという理由だけで4,000万円台を基準にすると過大評価になりやすいため、まず同一棟の成約、次に近隣の類似マンションへ範囲を広げます。

 

500万円未満のマンションは割安ですか

価格だけ見れば低く感じますが、築年、管理費、修繕積立金、耐震性、設備、将来の大規模修繕を確認する必要があります。購入価格が安くても月額費用が高い、積立不足で一時金が必要になる可能性があれば総負担は軽くありません。室内を自分で改装したい方には選択肢になりますが、管理状態と長期保有コストを確認してから判断してください。

 

70~79㎡が多い理由は何ですか

守山区ではファミリー向けの3LDK前後が多く、70~79㎡は使いやすい住戸規模として供給・流通が厚いと考えられます。2025年はレインズで67件、不動産情報ライブラリで69件がこの帯でした。ただし70㎡台なら価格が一定になるわけではなく、築年や駅距離、管理、階数で数千万円の差が出ています。面積は比較の入口として使い、同一棟条件へ絞り込むことが必要です。

 

修繕積立金が上がるマンションは避けるべきですか

増額予定があるだけで避ける必要はありません。大規模修繕に必要な資金を確保するため、計画的に積立額を見直すことはマンションの維持に必要な場合があります。重要なのは増額理由、時期、金額、積立残高、工事計画が妥当かどうかです。現在額が低いまま積立不足が続く方が将来一時金のリスクになることもあります。管理資料を確認して判断してください。

 

 

松屋不動産販売株式会社 代表取締役 佐伯慶智からのアドバイス

私が守山区のマンション売買で最も重視するのは、区平均ではなく「その棟の価格」と「管理の中身」を同時に見ることです。2025年はレインズと不動産情報ライブラリの中央値が1,600万円前後で一致しましたが、同じ面積でも価格差は大きく、小幡では4,000万円台の高額成約もありました。2026年は金利と修繕負担が増すほど、管理の安心を説明できる物件が選ばれやすくなります。

 

守山区のマンションは区平均より同一棟の成約を優先する

査定では同一棟の成約が最も重要です。階数、向き、専有面積、室内状態が近い事例を優先し、同一棟がなければ築年や立地の近い物件へ広げます。守山区の平均1,600万円台は市場全体の目安にはなりますが、これを基準にすると、プラセシオン小幡ガーデンのような築浅物件では価値を低く見積もり、団地型の築古住戸では高く見積もる危険があります。マンションは「守山区だから」ではなく「この棟のこの住戸だから」という理由で価格を決めるべきで、同一棟・同じ間取り・近い階数の順に参考度を高くし、該当事例が少ない場合だけ周辺棟へ広げる方法が価格の説明力を高めます。「この棟のこの住戸だから」という具体的な理由が、価格の説得力を高めます。

 

売却では管理資料を早く揃えることが価格説明の力になる

売却では管理規約、長期修繕計画、総会議事録、管理費・修繕積立金、駐車場の状況を早めに揃えてください。買主が申込み前に確認したい資料が不足すると、検討が止まったり、将来負担への不安から価格交渉が強くなったりします。管理状態が良いマンションでは、その事実を数字と資料で示すことが価格説明の力になります。室内だけを整えても共用部の安心は伝わりません。

 

購入では将来の月額負担と売却しやすさまで確認する

購入では現在の月額負担だけでなく、修繕積立金の増額予定、大規模修繕、駐車場の継続性まで確認します。将来売却する可能性があるなら、駅距離、管理状態、間取り、専有面積が次の買主にも説明しやすいかを考えてください。守山区は70~80㎡台の流通が厚いため、標準的なファミリー住戸は比較対象が多く、適正価格を見極めやすい一方、競合も多くなります。

 

 

まとめ|2026年は価格と管理の二つを同時に比較する市場になる

2026年の守山区マンション市場は、1,500万~2,500万円台を中心に流通が続き、小幡の好条件物件が上値を形成する一方、築古低価格物件も一定数動く二層的な市場になると見ます。売却では同一棟成約と管理資料を揃え、購入ではローンと管理費・修繕積立金を合算することが重要です。価格と管理の二つを同時に比較できれば、相場の上下だけに振り回されにくくなります。

 

家デパ知立店で売却査定と購入資金計画を具体化する

守山区でマンションを売る方は、区全体の平均ではなく、同一棟の成約、階数、向き、室内状態、管理条件から初期価格を組み立てることが重要です。購入する方は、住宅ローン返済に管理費、修繕積立金、駐車場代を重ね、長期修繕計画に示される将来負担まで確認してください。松屋不動産販売株式会社の家デパ知立店では、マンション名ごとの成約状況と管理資料を踏まえ、売却査定、買換え、購入相談、住宅ローンの資金計画まで整理します。高く売ることと無理なく買うことの両方を、根拠のある数字から具体化します。

 

南区のマンション売買は同じ棟の事実から始めると判断がぶれにくい

 
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